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「紙に書く」ことの重要性

2021/4/2

iPadとApple Pencilを購入してから、
生徒に説明をする際に、
今まで紙を使って説明していたことを、
タブレットを使って説明をすることが
増えました。
iPadに書けるよさは色々あります。
まず「かさばらなくていい」です。
タブレット1つ持ち歩けばよく、
それぞれの生徒のデータもまとめて
管理できます。
紙の場合は、生徒ごとに紙を変えて
説明する必要がありますが、
タブレットであればその必要がありません。
また修正もしやすく、
紙の場合は「消しゴムで消す」という
作業が入りますが、
タブレットの場合はタッチ1つですぐに
直せてしまうのでラクです。
毎回生徒のノートをチェックしていますが、
タブレットがなかったらおそらくこれだけ
スムーズにチェックすることは
できなかったな、と思っています。
安曇野市では、小中学生すべてに
タブレットが配布されるようですが、
まずは「ノートアプリ」を使いこなせる
ようにしておくと、かなり快適になるのでは
ないかと思っています。
では、「もはや紙は不要」かというと
そうでもありません。
紙には紙のよさがあります。
まず、紙の場合は「書き心地」
があります。
Apple Pencilで書くと、
なめらかには書けますが、
手に伝わる「感触」がないので、
どうもしっくりこない感じがします。
一方、紙に書く場合には、
「カリカリ」という音も含めて、
いろいろな部分の「感触」が
伝わってきます。
これは、「暗記」という部分では
大事なんじゃないかな、と思っています。
漢字や計算などの「反復練習」によって
身につけるものは、頭で覚えるというよりも、
「手で覚える」部分が大きいです。
その場合「手に伝わる感触」「音」
など、五感をフルに使って
覚えている感じがします。
こうした「反復による暗記」には
紙に書き出した方が覚えやすい気がします。
次に「紙の方が発想がしやすい」
気がします。
タブレットはたくさん書けますし、
修正も容易なので気軽に書けます。
ただタブレットの「枠内」に書く内容が
限定されてしまうため、
その分発想が制限されてしまうような
気がしています。
一方、紙の方は自分でくっつければ
書くスペースを広げられるので、
その分自由に発想できるような気がします。
なので、自分の中では、
・生徒の間違えを指摘する場合
・簡単な説明をする場合
にはタブレットを、
・何かを構想する場合
・暗記する場合
・セミナーでメモをする場合
には紙に、と
目的によって書き分けるようにしています。
タブレットが使えるようになって
選択の幅が広がりましたが、
「紙に書く」ということの
重要性は今も昔も変わらない。
そのように思います。
ぜひご覧ください。

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