「歴史嫌い」を直したい!
2022/5/20
「社会」を苦手にする子がいます。その中でも、「歴史」が苦手という生徒が多いです。
まとまった休みがあれば「城巡り」に出かけ、You Tubeの登録チャンネルの1/3が歴史関連のチャンネル、大河ドラマのDVDを見て、歴史小説を読む。
このように「どっぷりと」歴史につかっている自分からすると、「歴史が苦手」という感覚が、正直よくわかりません。
理由を聞いてみると…
「歴史ほどおもしろいものはない」
私自身は思うのですが、苦手な子にはそう感じられない。
なので、「歴史の何が苦手なのか?」
を生徒に聞いてみると、
「興味がない」
「おもしろくない」
「先生が何を言っているかわからない」
という回答。
その中で
「学校の授業がつまらない」
というのが、1つ大きな要因になるのかな、という気がしました。
私のような熱狂的な「歴史好き」は、放っておいても、勝手に自分で興味を持って調べます。
ですが、そうではない「普通の感覚の人」、特に中学生くらいの子どもであれば、「学校の授業」で歴史に触れるのが入口になることが一般的だと思います。
その学校の授業がおもしろくない、ということで、歴史が苦手になってしまう。そんな気がしています。
「学校の授業」が悪いのか?
だからといって学校の先生にすべて責任があるのかというと、それもちょっと酷な話のように思います。
とにかく歴史は覚えることが多い。
また、学校には「テスト」があるので、特定の部分に絞って話をしてしまうと、授業進度が遅くなってしまいます。
そのため、限られた時間内で全体像を教えようとすると、どうしても「機械的に」「淡々と」授業を進めざるを得ない。
そのため、生徒が興味を持てるような話をするのが難しい。そうした事情もあるように思います。
いかに興味を惹くか?
一人でも多くの生徒に「歴史」に興味を持ってほしい。
そのため、時間がある時には、生徒には歴史の話をするようにしています。
ただ、その内容がなかなか難しい。
あまりにマニアックな話をしてしまうと、「独りよがり」の話になってしまいます。
以前、「石垣の魅力」や「山城の魅力」について語ったことがあります。
ですが、あまりにもマニアックな内容だったため、「口ぽか~ん」の生徒が続出。少し話すのが早すぎました。
「もっと知識を身につけること」
「生徒が面白がるような『話術』を身につけること」
今の自分の目標はこれです。
少しでも「歴史」に興味を持ってもらえるように、今後も試行錯誤していこうと思います。
ちなみに、今ハマっているのがこちら。
「炎立つ」です。
奥州藤原氏の興亡を描いた内容です。
一部~三部に分かれているので、通常の大河ドラマと比べると、かなり話の進行が速いです。
その点がちょっと物足りない気もしますが、スピーディーに話が進むので、長い話が苦手な人にはこちらの方がいいかもしれません。
いずれにしても、ストーリー、演技ともに素晴らしいです。オススメです。
☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。