中1は「be動詞」と「一般動詞」の確認を
2023/4/13
中学1年生を指導していて、困るのが「英語」です。
差が激しい
例えば「数学」の場合。
小学校の「算数」の成績を見れば、だいたいその子の力量は予想できます。
なので、しっかりと準備して授業に臨むことができます。
一方、英語は「差が激しい」です。
小学校で英語を習うようになり、「形式的」には、小学校卒業時にある程度の力が「身についている」ことになっています。
ですが、実際はそうではありません。
「小学校の授業でしか英語を習っていない」という生徒の場合、英語の実力は本当に「バラバラ」です。
ある程度、学力があると思われる生徒でも、全く基本が身についていない。
こうしたことが起きています。
一方、中学の教科書は「ある程度、小学校で身についている」前提の内容になっています。
なので、
「いかに早い段階で、このギャップを埋めるか」
ということが、大事になります。
動詞の違いを意識させる
早急に対処したいのが、
「『be動詞』と『一般動詞』の違いを意識させる」
ことです。
教科書の最初の単元から、この2つが混ざった文がバンバン出てきます。
ここをきちんと区別して教えておくことが、その後の英語をスムーズに理解させる「肝」になります。
逆にここがあやふやになってしまうと、いつまでたっても、
「I am play soccer.」
のような、おかしな文を書いても、平気でいられるようになってしまいます。
現在中2の生徒で、中1の途中から塾に通うようになった生徒は、いまだにこの部分で苦しんでいます。
「最初の段階で、もう少しきちんと教えておくことができれば…」
そう思います。
なので、今の中1生には、この部分を徹底して意識させるようにしています。
単語も「詰め込む」
最低限の文法を教えたら、次は「英単語」です。
英単語も、「書けない」中1生がほとんどです。
ただ、それも当然です。何も「訓練」されていないのですから。
なので、英単語を「覚えさせる」必要があります。
「覚えさせる」だと間に合わない。「詰め込む」というくらいの意識で練習させることが必要です。
「詰め込み教育は…」
という立派なご講釈もご意見もあると思いますが、英語はまず、「知らなきゃ」読めません。
なので、とにかく詰め込む。
「unit6」くらいになると、「小学校で習った英単語」の割合が減ってきます。
なので、「unit5」までの間に、いかに「中学で新規に習う英単語」にプラスして「小学校で習った英単語」を並行して覚えさせるかが大事になります。
中1生は入学早々大変ですが、まずはここを乗り切れるように、頑張ってもらおうと思います。
1学期が勝負
1学期のうちは、まだ授業の進度がそれほど速くありません。
なので、この時期に、「いかに中学の教科書ペースに追いつかせるか」が大事になります。
夏休みまで3ヶ月あるので、今から着実に英語の練習をしていってほしいと思います。
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