久しぶりに「ハマった」本
2023/5/17
久しぶりに、本の紹介です。
今年のゴールデンウィークは、四国に旅行しました。
※旅の様子をまとめた記事はこちら
電車での移動時間は、片道8時間。
この時間、どのように過ごそうか。
「電車内」での過ごし方が、重要になってきます。
こうした長時間移動の際には、「読書」をするようにしています。
以前は「積ん読」になっていた、ビジネス書を読んでいました。
ですが、読んでいるうちに、「夢の中」へと迷い込んでしまいました。
なので、
「今年は、できるだけ集中して読めそうな本を探そう」
ということで、「歴史小説」に的を絞って、何か面白そうなものはないか、旅立つ前に色々と探し求めました。
お目当ての本は見つからず
最初に探したのが「北政所おね」についての小説です。
現在、大河ドラマの「おんな太閤記」にハマっていて、「北政所」の生き方に、非常に興味を持っていました。
なので、探してみたのですが、「おんな太閤記」が放映されたのは1981年。
それから40年以上も経っています。
また、戦国時代の人物とはいえ、「北政所」を主役とする題材には、世間的な興味もないのでしょう。
よさそうな本が見つかりませんでした。
次に白羽の矢を立てたのが「武田信繁」、武田信玄の弟です。
こちらも玄人受けする人物なのか、めぼしい小説は見つからず…。
Amazonランキング
だんだんと探すのがめんどうになってきたので、
「Amazonのランキングで探すか」
ということで検索したところ、ヒットしたのがこちら
表紙を見ての第一印象は、
「なんだかパッとしないな~」
というもの。
伝記ではなく、架空の足軽の話のようだったので、
「ちょっと求めているものとは違うんだよな~」
と思いつつも、
「とりあえずランキングを信じて読んでみるか。」
「文庫本だから場所を取らないし、まあいいか」
ということで、あまり期待せず、とりあえず購入しました。
「この時代小説がすごい!」
購入してみると、本の帯には
「この時代小説がすごい!」
との文字。
「ホントかよ」
「なんか仰々しくて、逆に胡散臭いな…」
第一印象は最悪です。
なので、旅に出発しても、しばらくは別の「お城」の本を眺めていて、なかなかこちらの本に手を付けようとしませんでした。
城の本にも飽きてきて、
「しかたない、読むか…」
と思って、ようやく読み始めます。
主人公は、三河の農民。
「果たして、これがどう面白くなるのか…」
そんなことを思いながら、読み進めていきました。
あっさりと、ハマる
読み進めていくと、どんどんとその世界観にハマっていきます。
「おおっ、これはおもしろい!」
気がついたら、あっという間に1冊読み終わってしまいました。
第一印象の悪さはどこへやら、すっかりファンになってしまいました。
見ると、シリーズ作品の様子。
「これは、続きを買い求めなくては!」
松山のホテルに着いてから、真っ先にしたのが、実は「本屋探し」です。
近くのでかそうな本屋に行って、こちらのシリーズの本をすぐに購入しました。
先が気になって本屋に駆け込んだのは、マンガ「キングダム」以来、久しぶりの体験です。
全く期待していなかった本に、こうもあっさりハマってしまうとは…。
こちらの本のおかげで、今年の電車移動は、だいぶラクに過ごせました。
「自分の好み」だけで探していたら、まず出会うことのなかった本です。
その意味で、たまには世の中の「ランキング」に素直に従ってみるのもいいかな、と思いました。
面白いので、歴史好きな方には、特におすすめです。
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