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猿田塾

「目的」を持って、やる

2024/9/26

解くのは速い、が…

生徒に問題を解かせると、こちらの想定よりも速く問題を解く生徒がいます。

こうした生徒は、だいたい

「勉強で苦戦している生徒」

です。

「速く問題を解いているのだから、いいのではないか?」

と思われるかもしれません。

ですが、実際は違います。

ただ「解いている」だけ

こうした生徒が解いた解答を見てみると、だいたい「○」がしてあります。

「問題を速く解き、答えもあっているのであれば、なおいいではないか」

そう思うかもしれません。

ですが、回収してこちらでチェックをしてみると、

「間違えているのに○」

をしているケースが多いです。

こうした「速く解く」生徒というのは、

「問題を解いたあとの分析が、きちんとできていない」

ということが言えます。

・自分の解答はあっているのか
・間違えていた場合、どこが間違っていたのか
・解説を読んで、どのように解けばよかったのか

勉強ができる生徒というのは、こうした分析ができています。

ですが、「速く解く」生徒は、こうした分析をしていません。

「目的意識」の違い

勉強ができる生徒、伸びる生徒は

「どうすれば問題が解けるのか?」

という点を意識して問題を解いています。

なので、特に間違えた時は

「自分のやり方の、何がおかしかったのか」

という点を、きちんと分析しています。

一方、勉強で苦戦する生徒、伸び悩む生徒は

「問題を解くこと」

だけが目的になってしまっているような感じがします。

与えられた課題を、ただ機械的にこなす。

言われたことをやったら、それでOK。

これではどれだけ問題を解いても力がつきません。

もっと言えば、社会に出て、社会人として働いた時にも

「会社から言われたことを、何も考えずにやるだけ」

の人になってしまうのではないか。

これからの時代は

「自分の頭で考えて行動する」

人間が求められている、と言われています。

ですが、それとは真逆の人になってしまうのではないか。

そのように危惧しています。

「目的」を持ってやる

問題を解く時には、

「ただ解けばいい」

と考えるのではなく、

「どのようにすれば、その問題が解けるようになるのか」

というように、「目的」を持って取り組むようにしてほしいと思います。

私の好きな言葉に

「やらされてやる百発よりも、やる気の一発」

という言葉があります。

ダラダラと「言われたからやる」という姿勢では、いつまで経っても成長しません。

そうではなく、1つ1つの行為に目的、意図を持ってやる。

そうした姿勢で、日々の勉強に取り組むことが重要だと思います。

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