「公立高校入試分析セミナー」に参加しました
2024/9/27
今年も参加
なが模試を主催している教材会社の「高校入試分析セミナー」に参加しました。
毎年行われていますが、今年も参加し、最前列に陣取って話を聞いてきました。
今年も非常に有益な情報が得られました。
自分の知識の整理がてら、ご報告いたします。
英語が「難しい、厳しい」
セミナー中、たびたび話題に挙がっていたのが「英語」です。
全国的に、英語の「対策が難しくなっている」「テストの難易度が上がっている」ことがうかがえました。
その理由として、
・教科書、入試の難易度が上がっている
・学力格差が大きい
・小学生の英語嫌いが増えている
などが挙げられていました。
英語を取り巻く環境は、ますます厳しいものになりそうです。
では、どのように対策していくか。
個人的な感想は
「単語を覚えるだけ覚える」
ということに尽きるのかな、ということです。
教科書に出てくる単語の量が増えています。
入試でも「注釈が少ない」形での長文問題が出てきているそうです。
文法問題も、難易度が上がっているようです。
そうなると
「いかに英単語を知っているか」
で、英語の点数が決まると思います。
なので、とにかく地道に「単語を覚える」。
今までもそうした指導をしてきましたが、今後も更に徹底して、英単語を覚えてもらおう。
そのように思いました。
数学は「原点回帰」
数学に関しては、以前はかなり凝った問題の出題が多かったようです。
ですが、最近は「ネタ切れ」ということではないでしょうが、あまり目を引くような問題は少なくなっているようです。
確かに今年の入試問題を解いていても、
「オーソドックスな問題だな」
と感じる問題がいくつかありました。
その中で、長野県の入試問題は
「考え方や見方」
を問う問題が多いということです。
なので、ただ問題を解くだけでなく
「なぜそのような解き方になるのか」
という過程について、きちんと理解しておく必要がある、とのことでした。
国語は「古文難化」
国語については、「古文」が全国的に難しくなってきているようです。
長野県の今年の入試問題も、古文が難しかったです。
今までは、ある程度現代文の読解ができれば、古文は満点が取れました。
ですが、今後は古文についての対策をしていく必要がありそうです。
理科は「過去問演習」
理科は「生物・地学」分野の問題が難しくなっているそうです。
「あまり解いたことがないような問題の見せ方」
をすることによって、難しく感じさせる出題が増えているようです。
一方で「物理・化学」分野の問題は、典型的な形での出題が増えているそうです。
なので、
ある程度基礎知識が入った段階で、「過去問演習」に取り組むといい
とのことでした。
過去問演習を通して、わからないところを確認し、復習していく。
そのような勉強法を推奨されていました。
社会は「基礎知識」
一方、社会に関しては
「基礎知識を覚えていなければ、どれだけ過去問を解いても、力がつかない」
とのことでした。
なので、社会に関しては、これまでも言われているように
「まずは基礎知識を、覚えられるだけ覚える」
ということが大事そうです。
ただ、「地理の資料読み取り」問題に関しては、「その場で考える」タイプの問題が多いので、練習しておくといい、とのことでした。
今後の指導の参考に
セミナーに参加してみて、
「今まで通りの方針で進めていけば問題ないな」
と思った点と、
「ちょっと方針を修正しないといけないな」
と思った点がありました。
今回のセミナーで学んだことを、今後の生徒指導に活かしていこうと思います。
最後に、セミナーを開催していただいた皆様、ありがとうございました。
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