小6は算数の復習をしておこう!
2024/10/16
「数学が苦手」というよりも
中学生になってから塾に来る生徒で
「数学が苦手」
という生徒がいます。
ただ、そういった生徒を見ていると、
「中学の数学ができない」
というよりも、むしろ
「小学校の算数が身についていない」
ということの方が、圧倒的に多いと感じています。
小数、分数ができない
特に目立つのが
「小数、分数の計算ができない」
という生徒です。
小数であれば特にわり算。
余りが「小数になる」という部分などはすっかり忘れています。
こうした生徒で、問題の指示通りに四捨五入ができる生徒は、ほぼいません。
分数であれば、通分。
通分計算ができたとしても、最後の「約分」ができない生徒が多いです。
こうした「小数、分数の計算」は、小5で習います。
習った当時は覚えていたかもしれませんが、1年経つと忘れてしまう。
そうした生徒が多いような気がします。
速さ、割合
また、ある程度算数が得意な生徒も
「速さ、割合」
といった単元の内容は、忘れていることが多いです。
こちらも小5で習う内容です。
公式は覚えられているけれども、少し踏み込んだ応用問題になると解けない。
そうした生徒は多いです。
ですが、「速さ、割合」の応用問題まできちんと解けるようにしておかないと、中学の問題には対応できません。
もしお子様が「松本三校」を狙うのであれば、このあたりの知識まできちんと身につけておく必要があります。
「小5」の算数を
年が明けると、中学に備えて「先取り」を推奨する広告が増えてきます。
ですが、個人的には「先取り」はあまり意味がないかな、と思っています。
中1の最初の内容は簡単ですし、授業スピードもゆっくりです。
なので、学校の授業をきちんと聞いておけば十分に対応できます。
ただ、2学期以降になってくると、「小学校の算数」がきちんと身についていないと、理解できないことが増えていきます。
なので、時間がある今のうちに「小学校の算数」をしっかり復習しておいた方が、長い目で見れば効果的だと考えています。
特に、先に挙げたように「小5の算数」の内容でつまづいている生徒が、圧倒的に多いです。
6年生は、時間がある今のうちに「小5の算数」を復習しておきましょう。
そうすることで、中学に行ってからも困らないと思います。
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