「大学入試」を意識する
2024/10/22
「大学入試向け」セミナー
先日、保護者向けに「大学入試」についてのセミナーを行いました。
当塾は「高校入試まで」なので、大学入試についての指導はやっていません。
ですが、特に松本四校に進学する人は、高校進学後、ほとんどが次に「大学入試」に挑むことになります。
なので、たまに大学入試に関して保護者の方と話してみるのですが、あまりきちんとした情報を持っていない。
また、卒業した高校生と話す機会があるのですが、
「もう少し大学入試について、情報を仕入れておいた方がいいんじゃないか」
と感じることがありました。
なので、大学入試についての基本的な話を中心にセミナーを行いました。
大学入試は「情報戦」
大学入試にあたり、まず知っておいていただきたいのが
大学入試は「情報戦」
だということです。
我々が大学入試を受けていた時と比べると、今はだいぶ制度が変わっています。
「大学生の半分が、一般入試(テスト)を受けずに大学に進学する」
そのような時代になっています。
こうした基本的な事実も、知っているかどうかで、受験戦略が大きく変わってきます。
大学入試においては、高校入試以上に「戦略」が問われる、と言われます。
情報が不十分なため、きちんとした戦略を立てず、なんとなくやってしまう。
そうすると大きなロスが出ます。
その結果、きちんとした「戦略」があれば合格できたであろう大学に、進学することができない。
そうした状況が生じています。
なので、早い段階から、きちんと情報収集をしていく必要があります。
「地方の不利」
私は以前、横浜の学習塾に勤務していました。
そこでは大学入試についても指導していたのですが、「首都圏の高校生」と、「地方の高校生」を比べると、やはり「地方の不利」というものを感じてしまいます。
正直、「学力」の面では、それほど差は感じられません。
ただ「意識」の部分の差は、強く感じます。
首都圏の高校生の方が、環境(競争)が激しい分、危機感も強い。
一方で地方の高校生の方が、どこか「のんびり」としている。
実力的には決して引けを取らないのに、「住む場所」によって進路が変わってしまう。
この状況、我々が学生の頃から変わっていない気がします。
なんとかこうした状況を変えていきたい。
そのためには、自分自身が学ぶこと。
そして、「大人も学ぶこと」だと思っています。
高校入試に比べれば、まだまだ大学入試に対する関心は低いです。
それはセミナーの「参加者の数」を見ても明らかです。
「高校入試」がテーマだと参加者が集まりますが、「大学入試」ではなかなか集まらない。
「高校入試」がメインの塾なので、ある意味それは仕方ないのかもしれません。
ですが、少しずつでもいいので、こうした機会を設けて啓蒙活動をしていこうと思っています。
早い段階から「大学」を意識させることは、生徒たちにとっても決して無駄ではない。
そう考えています。
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