「国語を伸ばしたい」と言う割に
2024/10/21
「国語」で苦戦
総合テストや模試の結果を見ると
「国語で苦戦」
している生徒がいます。
男子に多い印象です。
本人も自覚しているので
「国語を伸ばしたいのですが」
とアドバイスを求めてきます。
アドバイスはするのですが、その後の生徒の様子を見ていると
「本気で伸ばす気があるのかな?」
と思ってしまいます。
国語は「読み」と「書き」
国語は結局のところ
「読解力」
「記述力」
が問われる試験だと思っています。
つまり
「読む力」
「書く力」
がどれだけあるか、ということです。
なので、いかに「読む」「書く」練習をするかで、その成長の度合いは違ってきます。
そうアドバイスしているのですが、「国語を伸ばしたい」と言っている生徒に限って「読まない」「書かない」です。
「読み込んで」いない
まず「読む」という点。
「読解問題を解いたら、必ず解答を見て、解き方を確認するように」
とアドバイスします。
ですが、生徒の読解問題を解いている様子を見ていると、問題を解いて、「○×チェック」をしたら、それで終わり。
しっかりと解答を「読み込む」生徒はいません。
これでは、どのように読解問題を読んで答えていけばいいか、いつまで経っても身につきません。
「なんとなくやった」というだけで終わらせてしまっています。
これでは「読む力」がつきません。
ただ「書いた」だけ
次に「書く」という点。
作文問題を解かせてみると、「マスを埋められたら」それで終わり。
解答を埋めることだけで満足していることが多いです。
こちらも「解答」をチェックすることができていません。
ただ「書いた」だけで満足しているケースが多い。
「自分の書いた内容が、問題で求められている内容に沿っているか」
「表現はおかしくないか」
「見当違いの解答をしていないか」
こうした検討をしない生徒がほとんどです。
これでは安定的に書けるようにはなりません。
「深く」学ぶ
「読む」ことにしろ、「書く」ことにしろ、「国語が伸びない」と言っている生徒は、全体的に練習のやり方が「浅い」です。
「何か特別な方法をやれば、国語が伸びる」
そう考えているのかもしれませんが、そのような方法はありません。
・解説を読んで、読解の仕方を学ぶ
・模範解答を真似して、書き方を学ぶ
こうした地道な練習を続けることで、「読める」「書ける」ようになっていきます。
本気で「国語を伸ばしたい」と思うのであれば、
・解説までしっかりと読み込んで、解き方を理解していく
・模範解答を書き写しながら、自分の解答と比較し、どのように書けばいいかを自己分析する
というように、より「深い」勉強をしていく必要があります。
「ラクをして」実力がつくことは、絶対にありません。
日頃の「国語」の勉強に対する姿勢を、今一度見直してほしいと思います。
※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから