できる生徒は「〇〇」を使う
2024/12/18
応用問題を解かせて気付いたこと
今の時期は、受験生を中心に「応用問題」を解く機会が多くなっています。
生徒たちが応用問題を解く様子を見る機会が増えているのですが、最近、気づいたことがあります。
それは、成績のいい生徒ほど
「『手』を使って考えている」
ということです。
あれこれ「試行錯誤」できる
応用問題になると、ただ問題文を見ただけで解くことはできません。
例えば「図形の証明」であれば、色々と書き込みながら、解決策を探っていく。
空間図形であれば、「平面図」を描いてみて、解き方を考える。
文章題であっても、その文章の状況を自分なりに「図」「絵」にして考える。
成績のいい生徒は、手を動かして「試行錯誤」しながら、問題を解こうとしている姿が見られます。
一方で、勉強の苦手な生徒は、応用問題になると
「固まる」か「頭を抱える」
だけです。
問題をじっと見つめているだけで、そのまま動かない。
そうした生徒が多いです。
「何を書けばいいかわからない」
という質問がくるので、
「例題に図が描かれているのだから、まずはそれを真似して描いてみれば」
というのだけれど、それすらやらない。
「手を使って考える」
ということができるかどうか。
ここが1つ大きな分岐点になるような気がしています。
小1の生徒でも
当塾では、算数に特化した「りんご塾」の指導も行っています。
小1のお子様が通っていますが、「りんご塾」の問題の中には、
「ちょっと難しいな…」
と感じられる問題もいくつかあります。
そうした問題の時に、その生徒がどのようにするかを見ているのですが、自分なりに「図」を描いて考えようとしています。
「小1の子でも、手を使って考えるんだな」
ということを感じました。
「なんとかしよう」という気持ちの表れ
「手を使って考える」という行為には
「なんとかしてその問題を解こう」
という、その生徒の意思みたいなものが表れているのかな、と思います。
どのように解けばいいかはわからない。
でも、とりあえず自分なりに色々と考えて、突破口を見つけたい。
「手を使って考える」ことができる生徒は、そうした行動ができるので、結果として成績も上がるのかな。
そんなことを思いました。
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