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猿田塾

深志を目指すには、小学生のうちに何をしたらいいか?

2025/1/13

「小学生」が重要

中学生になってから、

「深志に行きたい」

と言い出す生徒がいます。

安曇野市のある中信地区のトップ校である「松本深志高校」を目標とする。

「その心意気やよし」ですが、その目標を実現するためには、

「小学生の時期」

が非常に重要になってきます。

「小学生の内容はしっかり身についていたけど、中学1・2年生はサボった」

という生徒は、中3で相当頑張れば、深志合格も可能かもしれません。

ですが、

「小学生の内容はあまり身についておらず、中学に入ってから勉強を頑張り始めた」

という生徒の方が、深志に合格するのは難しいような気がします。

それだけ

「小学生の時期の過ごし方」

というのは重要だと思っています。

では、具体的に

「小学生のうちに何を身につけておけばいいか」

について、挙げようと思います。

「読書」は最強

まず、「最も大事なものを1つ挙げろ」

と言われたら、迷わず

「読書習慣」

と答えます。

「読解力」というものは、すべての教科の基礎となる力だということを、生徒を指導していると感じます。

当塾から深志に進学した生徒を思い返してみても、全員

「本を読む」

という部分は、それほど苦にしていなかった生徒ばかりでした。

中学生以降になっていくと、

「自分で教科書や解説を読んで、理解をしていく」

という姿勢が重要になっていきます。

そのため、「読解力」というのが、そのまま「学力の差」につながっていくのだと思います。

「算数」で、穴がない

次に大事なのは「算数」です。

「算数で穴がない」

ということが大事になります。

「計算力が一定程度ある」というのが、まず大事。

そして「小5・6年」で習う内容が、一通り身についている。

ここが重要です。

中学の「数学」で伸び悩む生徒の多くが、

「特に小5・6年の算数があやふや」

と言えます。

なので、この2年間の算数をどれだけ身につけることができるかが、「深志攻略」の最低条件になるかと思います。

なお、できれば小学生のうちに「応用問題」まで鍛えておくと、中学、高校の数学は楽になるかな、と思います。

正直基本的な部分が身についていれば、「深志合格」は十分可能です。

ですが、うちの塾から深志に進学した生徒は、「応用問題」の部分に弱く、そのため高校数学で苦戦しているようです。

自分が指導していても、

「もう少し小学校の算数を鍛えておいてほしかったな…」

と感じる部分が多々ありました。

なので、大学入試まで見据えるならば

「小学校の算数を、応用問題まで鍛えておく」

というところまでやっておくといいかな、と思います。

「語彙」を増やす

最後に

「語彙を増やしておく」

ということが重要です。

上位の高校(蟻ヶ崎、県ヶ丘、深志)に進学する生徒とは、

「普通に」

話すことができます。

「言葉を知っている」ため、きちんとこちらの話している内容が伝わっているように感じます。

一方、学力が低い生徒と話す場合は、正直かなり気をつかいます。

言葉を知らないため、

「それ、どういう意味ですか?」

となることが多い。

また、話を聞いていても、何を言いたいのかが、たまにわからないことがある。

言葉を知らないので、自分の考えや感情を正確に相手に伝えることができない。

「語彙力」というのは、地味ですが、学力に直結している様に感じます。

なので、

「知らない言葉が出てきたら、辞書を引いて調べる」

というクセをつけておいてほしいです。

個人的にNGだと思うこと

逆に

「個人的にこれはNGだな」

と思うことは

「小さいうちから『勉強ばかり』させてしまうこと」

だと思います。

塾屋の自分が言うのもおかしいですが、小さいうちから「塾」に通い詰めて、勉強を詰め込む。

こうしたやり方は、よくないように思います。

深志に入る生徒のほとんどが「自主的に」勉強をできる生徒です。

こうした「自主性」を身につけさせるには、ある程度(というかかなりの部分)

「本人に任せる」

という姿勢が大事になります。

それを小さいうちから、親が先回りして

「あれをやりなさい」
「これをやりなさい」

と言ってやらせてしまうと、子どもは

「自分で考えて行動する」

ことができなくなってしまいます。

こうした生徒は、中学でも1・2年のうちは、

「周りよりも知識がある」

ということで、結果は出せるかもしれません。

ですが、中3になり、「応用力」が問われるようになってくると

「自分で考える力」

が弱いため、成績が伸びなくなっていきます。

また、仮に合格できたとしても、深志という高校は、「自治」を金看板に掲げる「放任主義」です。

「自ら考えて行動する」

生徒でないと、授業にはついていけません。

なので、仮に深志に合格できたとしても、おそらく高校の授業についていけないまま、苦しい3年間を過ごすことになる。

そうなってしまうように思います。

巷で流行っている言葉で言えば

「認知能力ばかり鍛えることに目を向ける」

のは、NGだと思います。

「国語・算数」に力を入れる

まとめますと、小学生のうちに

「国語・算数の力を高めておく」

ということが、重要です。

この2教科の力を小学生のうちに養っておけば、中学以降は、ある程度自分の力で伸びていくように思います。

少なくとも自分の小中学校を振り返ってみると、そのように感じています。

参考にしていただければと思います。

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