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字を「大きく」書く

2026/7/9

ミスが多い生徒ほど、字が小さい

「ミスが多い」

そういう生徒を見ていると、ある共通点に気づきます。

それは、「字をちまちまと、小さく書いている」ということです。

本人は普通に書いているつもりなのかもしれません。

しかし、こちらから見ると、かなり見にくい。

何を書いているのか、よくわからない。

その結果、自分で書いた数字を見間違えて、間違った答えになっていることがあります。

やり方は合っている。

ただ、自分で書いた字が見にくいせいで間違えている。

これは、非常にもったいない間違えです。

ミスが多い生徒ほど、字を小さく書く傾向があります。

見えるか見えないか分からないくらいの小さな字で、ちまちまと途中式を書いている。

こうした書き方をしているので、間違えるのは当然です。

もちろん、字が小さいから必ず間違えるというわけではありません。

ですが、ミスが多い生徒の場合、まずは字の大きさを見直した方がよいと思います。

大きく書くだけで正解できることがある

実際に、計算で間違えた生徒に対して、私はよくこのように言います。

「今間違えた問題、この紙に、でっかく書いてやってみろ」

そして、紙の余白を使って、同じ問題をもう一度解かせてみます。

すると、意外とあっさりと答えられることが多いです。

さっきは間違えていた問題なのに、字を大きく書いただけで正解できる。

これは珍しいことではありません。

つまり、その生徒は計算そのものが分かっていなかったのではありません。

「小さく、見にくく、雑に」書いていたから間違えていただけなのです。

大きく書くと、数字が見やすくなります。

符号も確認しやすくなります。

途中式の流れも追いやすくなります。

自分が今、何を計算しているのかが分かりやすくなります。

その結果、ミスが減ります。

「字を大きく書く」というのは、単なる見た目の問題ではありません。

正確に考えるための土台でもあるのです。

大事なことは大きく見えるようにする

お笑い芸人のサバンナの八木さん。

難関国家資格であるFPの資格を取得されています。

その八木さんが、FPの勉強をしている時の話を、以前聞いたことがあります。

その勉強法の一つとして、「拡大コピー」を活用していたそうです。

テキストを見ると、重要な部分は赤字になっていたり、文字が大きくなっていたりします。

つまり、テキストの作りとして、

「大事な部分は大きく、目立つように書かれている」

わけです。

八木さんはその点に注目し、自分がなかなか覚えられないところについては、コンビニのコピー機を使って、テキストの拡大コピーを繰り返して、字を大きくして覚えたそうです。

覚えられない部分は、字を大きくして覚える。

この話を聞いたときに、「なるほどな」と思いました。

言われてみれば、確かにそうです。

大事な部分は、大きく見えるようにする。

目に入りやすくする。

印象に残りやすくする。

それは、とても理にかなっています。

ただ、それを実際に行動に移せるところがすごいと思いました。

そして、そうした工夫の積み重ねが、難関資格取得という結果につながったのだと思います。

勉強でも「見やすさ」は大事

「字を大きく書く」

ということは、ちょっとしたことかもしれません。

が、自分が書いたものを自分で見やすくするように工夫することは、とても大切です。

計算式を大きく書く。
漢字をていねいに書く。
英単語のスペルを読める大きさで書く。
ノートの余白を少し多めに取る。

こうした小さな工夫で、ミスは減ります。

特に数学では、途中式の見やすさは、思考のしやすさにつながり、点数に直結します。

小さな字で詰め込んで書いていると、自分でもどこで何をしているのか分からなくなります。

その結果、計算ミスが増えます。

反対に、大きく、見やすく、整理して書くと、ミスに気づきやすくなります。

途中でおかしな計算をしていても、自分で見直しやすくなります。

ミスが多い人ほど、まず大きく書く

ミスが多い生徒は、まず「字を大きく書く」ことを意識してみてください。

「そんなことで本当に変わるのか」

と思うかもしれません。

しかし、先に述べたように、実際に生徒に大きく書くように伝えるだけで、正確に解けるようになることがあります。

ミスを減らすために、あれこれと難しい勉強法を試す必要はありません。

まずは、自分の書いた字を自分で見やすくする。

そのために、字を大きく書く。

これだけで、無駄なミスを減らせる可能性があります。

字を大きく書くことは、意識すれば、簡単にできる工夫です。

ミスが多い人ほど、ぜひ意識してやってみてください。

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