お問い合わせ

blog

内申点について思うこと

2018/6/12

高校入試の際の評価基準には、
「選抜テストの点数」の他に「内申点」があります。
いわゆる「通知表」の数字です。
9科目について、5段階の評価がなされ、
満点が45点になります。
生徒には学期末ごとに、
毎回通知表を持ってきてもらってチェックしています。
その時に一番感じることは、
「学校の先生はよく見ている」ということです。
教科ごとに生徒の課題が
書いてあることがあるのですが、
「そうそう」と納得できる内容ばかりです。
そして「内申点」と「点数」にはある程度
相関関係が見られます。
テストの点数を元に内申点をつけているので、
当たり前といえば当たり前なのですが、
だいたい「このくらいのテストの点数だから、
内申点はこのくらいだろう」と予想すると、
ほぼその通りの内申点である生徒がほとんどです。
たまに「先生が特定の生徒をひいきしているから、
自分の内申点は低い」と不満を言う生徒がいます。
ですがそうした不満はだいたい見当はずれで、
むしろ「自分がしっかりとやっていないことを
先生のせいにしている」というケースが
ほとんどだと感じています。
また、「テストの点数がよければ、
内申点はあまり関係ない」と
甘く考えている生徒もいますが、
そういう子に限ってテストの点数の伸びが
悪かったりします。
結局「日頃」どれだけ努力しているかが
「内申点」という評価に現れてくるので、
努力していない分、テストの点数も伸びない
のではないのかな、と思います。
プロ野球の野村克也監督の言葉に、
「その人間の価値や存在感は他人が決める」
というものがあります。
自分自身に対する評価は
だいたい甘く、高くなりがちです。
ですが、他人が下した評価が、実はその人自身の
本当の価値を表している、ということができると思います。
まずは謙虚に評価を受け入れる。
そして、その評価を踏まえてどのように
改善していけばいいかを考え修正していく。
こうした取り組みが、結局自分自身の成長を促す
のではないかな、と思います。
ですから、「内申点」というものを軽く考えずに、
謙虚に受け入れるということを
していただければと思います。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。