ありがとう、ノムさん
2020/2/11
本日、元プロ野球監督、
ノムさんこと野村克也さんが亡くなりました。
訃報を聞いた時はショックでした。
奥様を先に亡くされてから
急に老け込まれていたので
心配していたのですが、
それにしてもあまりにも残念です。
阪神ファンの私としては、
やはり暗黒時代に監督を引き受けて
くれたことが印象に残っています。
遠山⇔葛西をピッチャーとファーストで
交互に使い分けたダブルストッパーは
今でも記憶に残っています。
「弱者が強者に勝つためには
どのように戦えばいいのか」
を実践されていた方だったと思います。
野村監督の著書も愛読していました。
最近では「野村克也からの手紙」
という本を読みました。
普段の「指導者」としての野村監督とは違った、
「人間・野村克也」の様々な一面を見たような
気がしました。
野村監督の本から、たくさん学んだことがあります。
一番心に残っているのは
「組織は、リーダーの器以上に大きくならない」
という言葉です。
組織を束ねるリーダーの能力次第で
その組織は大きくもなるし、小さくもなる。
塾の経営者としての立場からもそうですが、
生徒を指導する「指導者」としての立場からも、
「まず自分自身を律し、成長しなければ
生徒や塾の成長はない」
ということを常に意識されられる言葉です。
今も事あるごとに、この言葉が頭に浮かんできます。
それから
「指導者は『言葉』を持たなければならない」
という言葉も胸に響いています。
『言葉』の持つ力の重要性を誰よりも
知っていたのが野村監督だったように思います。
もっと長生きしていただいて、
「ボヤキ」を聞かせてほしかった。
本当に残念です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
阪神の監督をやっていただいて、
ありがとうございました。
