高校合格には「戦略」も大事
2021/3/22
公立高校に合格者した生徒から、
入試の点数を聞きました。
そこで、思ったのは
「高校入試にも、ある程度の
『戦略』が必要だな」
ということです。
上位の高校に合格した生徒(深志、県ヶ丘)に
共通していた点。
それは「文系科目で点数を稼いだ」
ということです。
具体的には「英語」「社会」です。
文系科目とは「英語」「社会」「国語」で、
理系科目とは「数学」「理科」
になります。
中3になって伸び悩む、あるいは
評価が下がる生徒で一番よくあるのは
「中2までは数学(あるいは理科)で
点数を稼いでいて、その代わり英語が苦手」
というケースです。
中3になると、理系科目の「数学」「理科」は
点数が大幅に下がる傾向にあります。
中3になってもこの2教科で
安定して点数が取れるのは、
かなり実力上位の生徒です。
ざっくり言えば、
「深志に合格する、
上位20%くらい(50~60名)」
ではないかと思っています。
なので、ほとんどの生徒が中3になると
数学や理科で点数が取れなくなります。
ですが、中2までの感覚で
「自分は数学(理科)が得意なんだ」
といって、この2教科に固執する結果、
時間をかけた割に数学と理科で点数が取れず、
一方英語や社会で足を引っ張る、という
結果になってしまいます。
一方、文系科目である「英語」「社会」については
「努力教科」ということができます。
正しい勉強法で、ある程度の時間をかけることで、
安定した成績を残すことができます。
入試は「5教科の総合得点」が問われます。
また、1年という時間はあっという間に過ぎます。
そのため、「点数が取りやすい教科で点を稼ぐ」
という意識が必要になってきます。
深志に合格した生徒は、
文系科目(英国社)が安定していました。
ただ、理系科目(数理)に課題があり、
「周りからは志望校を下げるように」
言われていたようです。
ただ、自分の見立てでは
「文系科目で安定して点数が取れているから、
理系科目で『チョンボ』をしなければ、
十分深志は狙えるだろう」
という判断でした。
結果、入試でも英国社で点数を稼ぎ、
理数ではしっかりと「守って」結果を出し、
無事に合格しました。
逆に県ヶ丘に合格した生徒は
中2まで「理数」で点数を稼ぐタイプでした。
なので「中3で苦戦するだろうな…」
と思っていたら、結果そのようになりました。
特に1~2月にかけてのテストや模試の
結果はかなり悪いものでした。
そのため、
「とにかく英語と社会で点数を取らせよう」
ということで、
特に今年に入ってからは、
英語は中3文法の確認と単語(熟語)の確認、
社会は「ミラクルロード」を解くこと、
を意識して練習させていました。
その結果、入試では、
社会が90点以上、英語は80点以上と
しっかりと点数を取って合格しました。
特に上位校(深志、県ヶ丘、蟻ヶ崎)を
狙っている生徒は
「文系科目」で点数を稼げるように
しておくことが絶対条件です。
これから受験生となる
中2の生徒は、これから1年間、
この点を意識して勉強してほしいと思います。
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