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「解けそうな問題」の判別方法

2022/6/30

テストを控えた生徒から、このような質問がありました。

「理科のテストを解く時に、先生からは『解けそうな問題から解くように』と言われたが、その『解けそうな問題』がよくわからない」

聞いていて、「確かにそうだな」と思いました。

そこで、「解けそうな問題」というのはどのような問題なのかを、私の体験も踏まえてお話しようと思います。

「理科」が苦手

私は中学時代、5教科の中で「理科」が一番苦手でした。

なので、理科のテストに関しては、常に自信がない状態で受けていました。

中学1・2年の時はそれでも何とかなりましたが、3年にもなると難しい問題がたくさん出てきます。

そのため、一度理科で大きく点数を落としてしまいました。

そこで、

「理科は少し解き方を考えなくてはいけないな」

と思うようになりました。

まず「用語問題」

最初に考えたのは、

「理科は全部解けなくてもいいや」

ということです。

理科の問題は計算もあります。計算問題は時間がかかる上、難しいです。

また、中3になると範囲も広いです。

そうしたものをテストまでに全部完璧にするのは無理だな。

そう思いました。

そうなると「全部解く」というのが難しくなってきます。

1・2年の時は「100点」を目指すやり方をしていましたが、3年になったらそれはやめました。

また「解けない問題に時間をかけて、解けそうな問題を落とす」というのが、一番避けたいな、と思いました。

そこで

「すぐに解けそうな、用語問題を一通り全部終わらせる」

ということを意識しました。

同時に

「計算問題が出てきたら、一旦全部飛ばす」

という風に考えました。

具体的に言うと、

大問1が(1)~(4)まであったとします。

だいたいの大問が、前半の(1)(2)が用語問題で、計算問題があるのは(3)(4)と後半になっています。

なので、まずはすべての大問の(1)(2)を解くようにしました。

そして(3)以降で計算がなければそのまま進め、もし計算問題が出てきたら飛ばして、次の大問へと進めていきました。

計算は「解けたらラッキー」

このような形で一通り終わらせた後、残った問題の中から、簡単そうな計算問題を解くようにしました。

その時も

「計算問題は、解けたらラッキー。解けなかったら仕方ない」

そのくらいに割り切って考えるようにしました。

「計算が解けないのは、自分の勉強不足。なので、テストの後に復習しよう」

そう思っていました。

徹底する

大事なのは「徹底する」ということです。

中途半端に「全部解こう」と考えると、すべてが中途半端になります。

なので、「とにかく計算は後回しにする」ということを、徹底してやるようにしました。

取捨選択をした結果

そのように割り切って解いていたので、理科は高得点は取れませんでした。

が、それなりに安定して解けるようになりました。

また「どの問題であればすぐに解けるか」という、問題選択の「目」が養われるようになりました。

なので、入試近くの時には、計算問題の中でも

「あ、この問題であれば簡単だから先に解いちゃおう」

というような形で、徐々に自分の解ける問題というのを増やしていくことができました。

入試本番でも、理科はいくつか解けなかった問題がありました。

ですが、そのように普段から練習していたので、特にあわてることもなく

「難しい問題だから、仕方ないな」

くらいの感覚で終わらせることができました。

最後に

このような形で、自分は苦手な理科と、受験生時代向き合ってやってきました。

長野県の入試は、今年の結果でもわかるように「理科」で高得点を取るのは、伝統的に難しいと思います。

なので、ある程度「守り」の姿勢を身につけておくのも必要なのかな、と思っています。

参考になれば幸いです。

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