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「漢字」と「語彙」を鍛えておく

2022/12/26

小学6年生のお子様は、この時期に、算数とあわせて「漢字」の復習をしておくことをオススメします。

前の学年の漢字を忘れている

体験授業に来る小学生の中には、

「漢字は大丈夫です」

という小学生がいます。

ですが、念のためにチェックをしてみると、「思ったよりも書けない」ということが多いです。

今の学年、例えば6年生の生徒は、6年の漢字は書けます。

ですが、前の学年の5年生の漢字を確認してみると、けっこう忘れていることが多いです。

学校でいま習っている漢字に関しては問題なくても、その前のところの復習がきちんとできていないため、忘れている。

そういったケースが多いです。

漢字ができないデメリット

漢字ができないと、中学に入ってから不利になります。

国語のテストではもちろんのこと、他の教科でも不利になります。

例えば「社会」。人名や地名、事件などの基礎知識についても、解答は「漢字」で書くことが基本です。

この時、「音」はわかっていても、漢字が出てこないため答えられない。

そういった生徒が多くいます。

また、中学になると、学習内容が多くなります。

そのため、学校の授業ですべての内容をまかなうのが難しくなります。

そうすると、ある程度「自分で教科書を読んで、理解していく」という部分が出てきます。

教科書は「漢字」を使って書かれています。

もし「漢字が読めない」ということになると、教科書に書かれている内容が理解できません。

そうすると、その部分についてはわからないままになってしまいます。

漢字が苦手なお子様であっても、ある程度の漢字の「読み」については、練習しておいた方がいいです。

「語彙」を増やしておく

漢字に問題がないお子様については、「語彙」を意識して増やしていきましょう。

中学になると、難しい表現が増えていきます。

ある程度の語彙力があれば、

「この言葉は、こういう意味かな?」

と、予想をすることができます。

ですが、語彙力がないと、分からない言葉が雪だるま式にどんどん増えていってしまいます。

「語彙」というのは、「国語力」の基盤となるものです。

「国語力」がない生徒は、「英語」の伸びも鈍くなります。

国語を苦手にしてしまうと、英語にまで影響が及んでしまいます。

なので、今のうちから「語彙」を意識的に増やしていくようにしましょう。

「語彙」を増やすには

語彙を増やすには、地道に「調べる」ということが一番です。

知らない言葉が出てきたら辞書を引く。

今であれば、ネットで検索をすれば、すぐに出てきます。

このように、地道に調べていくことが重要だと思います。

新しく学んだ「語彙」については、日記や作文といったところで、積極的に「書き出していく」ということができれば、なおいいです。

「語彙についてまとめた本」を「覚える」という方法もありますが、それだと「定着が悪いな」という感じがします。

「自分で調べて、自分で使う」

これが一番身につきます。

私自身、新しく覚えた漢字や語彙は、作文などの文章を書く機会がある時に、積極的に使っていました。

そうすることで、特に「語彙の本」などを使わなくても、覚えていきました。

読書をする

知らない言葉が出てきたら、調べる

調べた言葉を、作文で使う

こうした流れが作れると、語彙はどんどん増えていきます。

時間のある今のうちに

小学6年生は、中学に入学するまでにおよそ100日ほどあります。

この時期をどのように過ごしていくかによって、中学の勉強でつまづくかどうかが決まります。

無駄に過ごしてしまうことのないように、しっかりと準備をしていっていただければと思います。

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