解答を「見て」しまう
2024/10/4
難しい問題を解くと…
2学期になると、勉強内容がかなり難しくなっていきます。
特に中学2年生の数学は、難しい単元が続きます。
現在、安曇野市の中学2年生では
「一次関数の利用」
をやっている学校が多いです。
ここは理解するのが、非常に難しいところです。
なので、多くの生徒が苦戦します。
得意な子ほど
この時に目立つのが、
「ずっと問題を考えている生徒」
です。
ある程度数学が得意な生徒に多いです。
確かに「自分が納得するまで考える」ということは重要です。
ですが、このあたりになってくると、
「初見では解けない」
という問題が増えてきます。
では、どのようにすればいいか。
ある程度考えてわからない時は、
「さっさと解答を見てしまう」
というのが、正しい方法になります。
「解き方」を確認する
難しい問題の場合、
「そもそも解き方を知らない」
という問題であることが多いです。
そのような場合は、まず解答を見て、解き方を確認する。
解答を見て、納得ができれば、最初はそれでOKです。
解答を見ても意味がわからない場合は、先生やわかっている友達に質問をして、きちんと理解しておく。
そして、その問題を繰り返し解いていく中で「自力」で解けるようにしていく。
このように
「問題の解き方を学ぶ」
ということが重要です。
ポイントは
「最初にある程度考える」
ということです。
ちょっと考えてすぐ答えを見るだけでは力がつきません。
5~10分を目安にして、まずは何もヒントなしで考えてみる。
それでもわからなければ、解答を見て「解き方」を理解する。
これが重要です。
小さな「プライド」を捨てる
たまに、「解答を見て確認する」ようにアドバイスをしても、
「いつまで経ってもずっと考えている」
生徒がいます。
が、これはあまりよい勉強方法とは言えません。
そして、時間がかかる割には、実力がつかないケースが多いです。
こうした生徒は、
「そこそこ力がある生徒」
に多く見られます。
おそらく
「自分は数学ができる」
というプライドがあるのでしょう。
なので、アドバイスをしても、なかなか素直に受け入れられません。
ですが、こうした生徒は
「自分の実力で解ける問題」
ばかり解いてきている傾向にあります。
ただ、厳しい言い方をすれば、そのような狭い世界で作られた「小さなプライド」は、成長を阻害してしまいます。
「今の自分の実力では解けない」
問題に対して、どのようにアプローチし、それを繰り返し練習していく中で「解ける」ようにしていくか。
数学が伸びる生徒というのは、素直にアドバイスを聞いて、謙虚に実践しています。
「小さなプライド」を捨てて、「解けない自分」と向き合うことができます。
特に応用問題がなかなか解けるようにならない生徒は、いかに
「小さなプライド」
を捨てて、謙虚に学ぶことができるか。
ここが重要になってきます。
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