足元を見つめて、一歩ずつ
2026/10/5
毎月、「運動会」
先日、ハーフマラソンの大会に参加してきました。
今年の秋は、月に1回くらいのペースでハーフマラソンの大会に出る予定です。
「毎月、運動会がある」
ような感じです。
年甲斐もなく、大会が近づいてくると少しワクワクしている自分に気づきます。
我ながら、
「いい趣味を持ったものだな」
と思っています。
まずは「70歳まで走り続けたい」と思っているので、体調管理には気をつけながら、無理なく続けていきたいところです。
ひたすら登り、ひたすら下り
さて、今回参加したのは、
「越後湯沢コスモスマラソン」
でした。
初参加だったのですが、コースについてはあまり詳しく確認しないままスタートしました。
頭に入っていたのは、
「最初の5kmくらいは登りだったな」
という程度です。
ところが、実際に走り始めると、とにかく登る。
ひたすら登る。
3kmくらいまでは、
「まあ、こんなものかな」
と思っていました。
しかし、5kmを過ぎてもまだ登る。
少しずつ、周りのランナーにも苦しそうな人が増えてきます。
「いったい、いつまで登らされるんだ……」
と思っていたら、7kmを過ぎたあたりで、ようやく折り返し。
そこからは一気に下りになりました。
「よっしゃ~、これでしばらくは楽だ!」
そう思って、快調に下っていきました。
ところが、13km地点あたりで、スタート地点だった公園を通り過ぎます。
ゴールは確か、今通り過ぎた公園だったはず。
それなのに、まだ下り続ける…。
その時、
「これ、まさか、最後にまた登るんじゃないか……」
という嫌な予感がしました。
そして、その予感はすぐに的中します。
先行していたランナーが、必死の形相で坂を駆け上がってくる姿とすれ違いました。
「やっぱり……」
「下まで走ったら、最後にまた登るのかよ…」
「嫌だなあ…」と思いつつ、覚悟を決めて下りきり、残り3km。
そこからは、再びひたすら登り道です。
さすがにこのあたりになると、心が折れて歩き始める人も増えてきました。
苦しい上り坂では、遠くを見ない
私はこれまでにも何度かレースに出てきたので、
「最後が長い上り坂」
というコースも経験したことがあります。
こういう時、私が意識していることがあります。
それは、
「遠くを見るのをやめること」
です。
上り坂で遠くを見ると、
「まだあんなに先まであるのか…」
と思ってしまいます。
すると、
「早く着きたい」
という気持ちが強くなります。
しかし、体は疲れているので、なかなか前に進みません。
そのギャップで、
「もう無理だ…」
と心が折れやすくなります。
だから、苦しい上り坂では、「足元だけを見る」。
遠くのゴールを見ない。
次の一歩だけに集中する。
一歩一歩をひたすら繰り返す。
「とにかく今の一歩を進める」
ことに集中します。
そして、それを我慢して我慢して続けていると、
ふとした瞬間に、
「思ったより進んでいたな」
という状態になります。
今回も、最後の3kmはほとんど足元だけを見ながら走りました。
一歩。
また一歩。
それを繰り返して、何とか無事にゴールすることができました。
受験勉強も、また同じ
その長い坂道を走りながら、
「受験生の勉強も同じだな」
ということを考えていました。
今、受験生は「総合テスト」という高い壁に挑んでいます。
頑張っているのに、なかなか点数が上がらない。
むしろ下がることもある。
そういう時に、
「志望校まで、あと何点上げなければいけない」
「目標まで50点足りない」
と遠くばかり見ていると、あまりに成長しない自分の姿に、嫌になってしまいます。
そういう時こそ、足元を見る。
今日やるべき課題。
その一つ一つに集中して取り組む。
高い目標をあきらめる必要はありません。
ただ、苦しい時にずっとゴールばかり見ていると、心が先に折れてしまいます。
だから、
「今、自分に何ができるのか」
に集中する。
気づいた時には、成長している
受験勉強は、毎日劇的に成長するものではありません。
むしろ、
「こんなにやっているのに、全然変わらない」
と思う時期の方が長いです。
ただ、
解けなかった問題を一つずつ解けるようにする。
知らなかった用語を一つ一つ覚える。
そうした小さな積み重ねを続けていくことで、後から振り返った時に、
「ずいぶん遠くまで来たな」
と思える時が来ます。
上り坂と同じです。
苦しい時ほど、遠くを見すぎない。
足元を見つめる。
そして、一歩ずつ、着実に進む。
今は受験生にとって、かなり苦しい時期です。
なかなか点数が上がらず、不安になることもあると思います。
そして、それが普通です。
だから、そんな時こそ、大きな結果ばかりを追いかけて、難しいことばかりをやらない。
今日できることを、一つずつ着実に積み重ねる。
その繰り返しが、いつか必ず大きな成長につながります。
ゴールが遠く感じる時ほど、
「足元を見つめて、一歩ずつ」。
受験生には、そんな気持ちで、今の苦しい時期を乗り越えてほしいと思っています。
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