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murataramu

色んな生き方があるんだなぁ

2022/5/17

最近、こちらの本を読みました。

「非会社員」の知られざる稼ぎ方

「東洋経済オンライン」を眺めていた時にこちらの連載記事を読みました。

僕が読んだ記事は

「37歳大阪で農業を営む男が『天職』に辿り着けた訳」

というものでした。

自分に近い年齢の人であったこと。また、人気記事となっていたので、興味を持って読みました。

完全に「興味本位」で読んだのですが、予想以上に内容がしっかりしていました。

「色んな生き方があるんだなぁ」と。

記事の最後に、こちらの本の紹介がされていたので、即購入。届いたら一気に読み上げました。

タイトルが、すごい

まず目次を見たのですが、各章のタイトルがすごい。

「ゴミ屋敷に商機を見出した男」
「大阪でイベントスペースを運営する『魔女』を名乗る男」
「不登校からトップブロガーになった男」

などなど。

その中でも、一番パンチが効いていたのが、最後の章のこちら。

「『溶接ギャル』として板金業を手掛ける女」

本当に「色んな生き方、稼ぎ方があるんだなぁ」とタイトルを見ただけでも感じることができると思います。

いかに「稼いで、生きていく」か

登場人物の生き方も、様々です。

「自ら望んで、その道に飛び込んだ」人もいれば、「流されるまま流されて、気づいたら今の地位にいた」人もいる。

ただ、共通しているのは

「一般的なサラリーマンとしての生き方とは全然違う」

という点です。

こういう生き方もある。世の中には色々な選択肢がある。こうしたことを、知っておくのもいいのではないかな。そんな気がしています。

かくいう私も「非会社員」です。今はありがたいことに、穏やかな日々を暮らせています。

が、ここに至るまでは、かなり特殊な生き方をしてきていると思っています。その意味では、ここに挙がっている人たちに、妙な親近感がわきます。

結局のところ、

「いかに自分の力で稼いでいくことができるか」

ここに尽きるのではないかな、と思いました。

刺さった言葉

それぞれの人が自分なりのやり方で生計を立てている。その話はとても参考になりました。

その中で、特に印象に残った言葉があります。

それは、登場人物の中のある社長の言葉

「理想を語るよりも、まず利益を上げる方が先。若い人の中には、理想を掲げる人が多いが、利益が上がらなければ事業を継続することが出来ない。利益を上げ続けることができれば、理想は後からついてくる」

というものです。

これは本当にそうだな、と思います。

「塾」というのは、教育を売り物にしている仕事です。そのため、「利益」よりも「理想」を追いかけすぎてしまう人が多いような気がしています。

その結果、自分自身が疲弊して、潰れてしまう。

利益ばかりを追い求めるのは嫌いです。ですが、利益そっちのけで理想ばかりを追求するのも、また違う気がします。

二宮尊徳の言葉に

道徳なき経済は犯罪である。
経済なき道徳は戯言である。

というものがあります。

私の好きな言葉ですが、経営者としてやっていく場合、この二律背反をどのようなバランスでやっていくのか。

そこに「経営者」としての力量が表れてくる。そう思います。

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