色んな生き方があるんだなぁ
2022/5/17
最近、こちらの本を読みました。
「東洋経済オンライン」を眺めていた時にこちらの連載記事を読みました。
僕が読んだ記事は
というものでした。
自分に近い年齢の人であったこと。また、人気記事となっていたので、興味を持って読みました。
完全に「興味本位」で読んだのですが、予想以上に内容がしっかりしていました。
「色んな生き方があるんだなぁ」と。
記事の最後に、こちらの本の紹介がされていたので、即購入。届いたら一気に読み上げました。
タイトルが、すごい
まず目次を見たのですが、各章のタイトルがすごい。
「ゴミ屋敷に商機を見出した男」
「大阪でイベントスペースを運営する『魔女』を名乗る男」
「不登校からトップブロガーになった男」
などなど。
その中でも、一番パンチが効いていたのが、最後の章のこちら。
「『溶接ギャル』として板金業を手掛ける女」
本当に「色んな生き方、稼ぎ方があるんだなぁ」とタイトルを見ただけでも感じることができると思います。
いかに「稼いで、生きていく」か
登場人物の生き方も、様々です。
「自ら望んで、その道に飛び込んだ」人もいれば、「流されるまま流されて、気づいたら今の地位にいた」人もいる。
ただ、共通しているのは
「一般的なサラリーマンとしての生き方とは全然違う」
という点です。
こういう生き方もある。世の中には色々な選択肢がある。こうしたことを、知っておくのもいいのではないかな。そんな気がしています。
かくいう私も「非会社員」です。今はありがたいことに、穏やかな日々を暮らせています。
が、ここに至るまでは、かなり特殊な生き方をしてきていると思っています。その意味では、ここに挙がっている人たちに、妙な親近感がわきます。
結局のところ、
「いかに自分の力で稼いでいくことができるか」
ここに尽きるのではないかな、と思いました。
刺さった言葉
それぞれの人が自分なりのやり方で生計を立てている。その話はとても参考になりました。
その中で、特に印象に残った言葉があります。
それは、登場人物の中のある社長の言葉
「理想を語るよりも、まず利益を上げる方が先。若い人の中には、理想を掲げる人が多いが、利益が上がらなければ事業を継続することが出来ない。利益を上げ続けることができれば、理想は後からついてくる」
というものです。
これは本当にそうだな、と思います。
「塾」というのは、教育を売り物にしている仕事です。そのため、「利益」よりも「理想」を追いかけすぎてしまう人が多いような気がしています。
その結果、自分自身が疲弊して、潰れてしまう。
利益ばかりを追い求めるのは嫌いです。ですが、利益そっちのけで理想ばかりを追求するのも、また違う気がします。
二宮尊徳の言葉に
道徳なき経済は犯罪である。
経済なき道徳は戯言である。
というものがあります。
私の好きな言葉ですが、経営者としてやっていく場合、この二律背反をどのようなバランスでやっていくのか。
そこに「経営者」としての力量が表れてくる。そう思います。
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