リスニングを鍛えるには？

英語のリスニングが苦手な生徒が増えてきている気がします。

我々が学生の頃は、リスニング問題は、かなり簡単でした。なので

「リスニングで落としていたら、合格できない」

と言われていました。

実際にそれほど練習しなくても、リスニングで点数が取れました。

ですが、当時と比べると、今は年々難しくなってきています。

しっかりとした対策をしていくことが必要です。

オススメは「基礎英語」

リスニングについて、色々な勉強法を調べましたが、一番効果的なのは

「毎日聞く」

ことだと思います。

特にリスニングの場合は、単発で練習しても力はつきません。

毎日地道な練習に取り組む必要があります。

その中でオススメは、NHKラジオの「基礎英語」です。

基礎英語のいいところは

「毎日放送されている」
「時間が１５分とちょうどいい長さ」
「お金がかからない」

です。

平日は定時に放送

基礎英語は、平日の決まった時間に、放送されています。

今はネットでも聞けますが、オススメは「ラジオで聞く」ことです。

「ラジオで、決められた時間に聞く」ことによって、リスニングが習慣化しやすくなるからです。

ネットだと「いつでも聞ける」というのが利点のように思います。

ですが、逆に「いつでも聞けるから」といって、サボるようになってしまいます。

なので、

「基本はラジオ。どうしても聞けなかった場合はネットでフォロー」

というのが理想的ではないかな、と思います。

「１５分」がちょうどいい長さ

また、基礎英語は１回１５分です。この長さが絶妙だと思います。

長すぎず、短すぎず。集中できるちょうどいい時間だと思います。

中には１５分だと短く感じる方もいるかもしれません。

ですが、実際にやってみると、１５分の中に、情報がしっかりと盛り込まれています。

特に「基礎英語」の場合、中学で習う大事な文法や表現が出てきます。

なので、それを確実にものにしていくだけでもかなりの力がつきます。

ただ何となく聞くだけでなく、レクチャー通りにきちんと発音することを意識すれば、さらに効果は上がると思います。

出費も低額に抑えられる

これだけの内容のものを基本「タダで」聞くことができます。

ただ、聞くだけで理解するのは難しいと思うので、テキストは購入した方がいいと思います。

そのテキストも、１ヶ月550円、年間で6,600円です。

これくらいの出費であれば、仮にうまくいかなかったとしても、そんなに大きな損失ではないと思います。

これだけオトクなものを「やらない」手はないと思います。

ある生徒の話

「基礎英語」をこれだけ勧めるのには理由があります。

前にいた生徒で、「基礎英語」を聞いていた生徒がいました。

その生徒は、英語の成績が安定しなかった時もありました。

ですが「リスニング」はしっかりと取れていました。

「リスニングが得意なのは、なんでかな？」

と思っていたのですが、ある時、保護者の方と面談をしていた際に、

「『基礎英語』だけは、毎日聞くようにしています。聞かせるのがかなり大変ですが…」

とポロッとおっしゃっていたのを聞いて、「なるほど」と思いました。

この生徒は「基礎英語」を毎日聞いていたから、リスニングに強いのだな、と。

そのまま高校入試でも、英語でしっかりと点数を取り、無事に合格していきました。

そうした「成功体験」を聞いているからオススメしている訳です。

注意すべき点

以上、リスニングの勉強法について述べてきましたが、最後に注意すべき点があります。

それは、

「ただ聞くだけではリスニングを伸ばすことはできない」

ということです。

英語指導に定評のある「キムタツ先生」のセミナーを聞いたことがあります。

その際に

「そもそも『英単語』を『覚えて』いなければ、どれだけ聞いても英語を『拾う』ことができない」

とおっしゃっていました。

要するに、

「知らない言葉（音）をいくら聞いたところで、理解することはできない」

ということです。

そのため、リスニングの練習法についての説明の際、まず「英単語を覚える」ことの重要性を説いていらっしゃいました。

まずは英語を「覚える」こと。その上で「聞く」こと。

この２つを意識して練習していただければ、と思います。

☆YouTubeチャンネルもやっています
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ぜひご覧ください。