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「当たり前」が最も尊い

2022/11/15

ここ数日、「逆転合格」した生徒のお話しをしてきました。

ですが、はっきり言ってこれらは「レアケース」です。

また「うちの塾に来れば、大逆転できるよ」ということをアピールする意図でもありません。

伸び悩む受験生に

「こういうこともあったよ」

ということで、モチベーションを上げてもらえたらいいかな、というくらいの気持ちで書きました。

もっとはっきり言えば、私は「大逆転」という入試は、好きではないです。

むしろ「当たり前」のように実力をつけて、「当たり前」のように合格していく。そういう生徒をたくさん育てたい。

そう思っています。

「逆転合格」はドラマ性があるが

「逆転合格」というのは、ドラマ性があります。

ですが、一方で「そういう状況まで追い込まれてしまった」という点は、反省すべきだと思います。

・もっと早くから準備できたのではないか
・苦手なことから逃げてしまっていたのではないか
・万全の体制を整えるために、どのように準備をしていけばよかったのか

結果が出たからこそ、そうした「謙虚な振り返り」というものが重要だと思います。

そこをしっかりとしておかなければ、せっかく合格した高校でも、同じような過ちを繰り返します。

結果、大学入試でも同じような状況に追い込まれてしまう。

それでは何の意味もない。そう思います。

「逆転」などは、めったに起こらない

そして、「逆転合格」など、めったに起こるものではありません。

むしろ

「目標としていた高校に届かず、1つランクを下げて受験する」

そういった受験生の方が多いかもしれません。それが現実です。

「目標」を達成するには、それだけの「努力」が必要です。

ですが、多くの受験生は、そこまでの努力ができません。

「目標を掲げては見たものの…」

というような形で、目先のラクな方へ、楽しい方へと流される。

そして、土壇場になって、実力が足りずに、志望校を下げる。

そういう受験生の方が多いかもしれません。

「目標」を達成するには、それに見合うだけの努力が必要。

高校入試を通して、そういった「現実」というものを体感する。

うまくいったにしろ、いかなかったにしろ、そういった経験こそが、生徒たちのこれからの人生を考えた時に、重要なことなのではないか。

そう思っています。

一番いいのは「当たり前」に合格していくこと

どのように「逆転合格」するか、よりも、むしろ「当たり前」のように実力をつけ、「当たり前」のように合格していく。

そのことの方が、よっぽど重要だと思っています。

・毎日決められた時間に勉強する
・学校のワークを繰り返し練習する
・間違えた問題を1つ1つできるように練習していく

言葉にすると、たったそれだけ。

何のドラマ性もない。地味。退屈。

しかし、そうした地道な訓練をコツコツと積み重ねられる人が、「最も強い」のだと思います。

また、そういう人こそが「勝利」する。「入試」とは、そういうものであってほしい。そう願っています。

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