「be動詞」わかる?
2022/12/19
小学6年生は、この時期から、中学の準備として「英語」の勉強をしておいた方がいいです。
「小学校の英語」と「中学校の英語」は、その内容がかなり違います。
小学校の英語は、「英語に慣れさせる」ことが目的です。
一方、中学校の英語は、「文法や単語を身につける」ことが目的です。
「小学校で英語を習っているから、中学でも大丈夫」
と思って油断していると、大変なことになります。
「be動詞、わかる?」
小学生は「文法」をほとんど意識していません。
そのため、基本的な文法についても理解できていません。
試しに、お子様に
「be動詞ってわかる?」
と、聞いてみてください。
おそらくほとんどの小学生は「わからない」と答えると思います。
また、
「主語が『I』の時に、次に来るのは?」
という聞き方をしても「?」となると思います。
「I」だったら「am」、
「You」だったら「are」、
「He、She」だったら「is」。
ほとんどの中学生が知っている、この基本的な文法を、小学生は知りません。
このくらいの「主語とbe動詞の関係」は、中学に上がる前に知っておきたいところです。
発音はできるが…
それから、「英単語」についても、書けない生徒がほとんどです。
例えば
「数字を1~10まで言ってごらん」
と言うと、
「ワン、ツー、スリー…」
と言うことができます。
「じゃあ、それを書いてみよう」
と言うと、まったく書けません。
「ローマ字」っぽいスペルを書いて終わりです。
また、「英単語を見て、発音する」という部分もちょっとあやしいです。
「この単語はどのように発音するの?」
と聞いても、たまにおかしな発音の仕方をする場合があります。
英単語を「読んだり」「書いたり」する、ということができないのが、今の小学生の現状です。
ただ、これも小学校で「書く」「読む」練習をしていないので、仕方ないと思います。
そもそも小学校の英語の主目的が
「英語に親しませる」
という点なので、小学校としても対応ができないのかな、と思います。
ご家庭で準備を
厄介なのは、中学の教科書が
「小学校で、ある程度『英単語』と『文法』が身についている」
という前提になっている、ということです。
「教科書的」にはそうなっていますが、上記述べてきたように、実際には
「ほとんど何も身についていない」
というのが現状です。
「小学校で英語を習っているから大丈夫」
そう言って、何もしないままでいると、中学に入ってから、そのギャップに驚くことになります。
そのようなことにならないためにも、1~3月までの、この3ヶ月を上手に使って、英語の準備をしていってください。
3ヶ月あれば、中学の最初の部分の内容は、十分に理解できると思います。
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