あと4週間
2023/2/7
後期選抜まで28日。1ヶ月を切り、残り4週間となりました。
「年が明けたら、時間が過ぎるのはあっという間」
という話をしてきていますが、あらためてそのことを感じています。
受験生が置かれている状況も、刻一刻と変わってきています。
すでに私立高校への進学が決まっている生徒も出てきています。
今週には前期選抜の発表もあります。
周りの友達が、1人、また1人と合格を決めていく中、後期選抜を控えている受験生は、じりじりと不安を感じ始めているように思います。
まずは体調管理
後期選抜を受ける受験生は、まずは「体調管理」に努めてほしいと思います。
安曇野市の中学では、ここへ来て「インフルエンザ」が流行り始めています。
「コロナがだいぶ落ち着いてきた」
と思っていたところで、今度はインフルエンザ。
「なんだかな…」と、少々うんざりする気もしますが、文句を言っても始まりません。
コロナにしろ、インフルエンザにしろ、結局「自分自身の免疫力」が下がっていると、かかりやすいと思います。
なので、「免疫力を下げない」ような生活を、心がけてほしいと思います。
具体的には
・うがい、手洗い
・早寝早起き
・おいしいものを食べる(食べ過ぎ注意)
(・できれば軽い運動、登下校で歩くのが一番)
です。
昔、肉体労働をしているおじさんから、
「うまいもの食べて、風呂に入って、しっかり寝れば、風邪なんか引かないんだよ!」
という、極めてシンプルな言葉をもらいました。
これが「真理」だと、最近はつくづく思います。
過去問は「時間を計る」
次に「過去問」についてです。
過去問を解いている人もいると思いますが、ただ「何となく」解くのではなく、「目的意識」を持って、解くようにしましょう。
この時期に過去問を解く一番の目的は
「時間配分を確かめる」
です。
過去問を解くことで、ある程度「本番の流れ」を予想しておく。
これが一番大事です。
特に「数学」「理科」は時間がかかるので、時間内に全部解き切るのが難しい、ということ。
「国語」はここ数年記述が増えているので、国語も時間がかかる。
という点を、過去問を解くことで、実際に体感しておくといいでしょう。
また、今年の受験生で気をつけてほしいのが、
「去年(直近)の過去問は難しい」
という点です。
去年の過去問は、全教科、難しいです。特に「理科」は難しいです。
なので、あまり結果がよくなくても、気にする必要はありません。
もし「点数を気にしてしまう」という生徒は、一昨年の過去問を解くようにして下さい。
「だいたいこのくらいの時間がかかるんだな」
という目安を持つ、という目的で過去問は解いてほしいと思います。
迷ったら「社会」をやる
時間がなくなってきているのに、やるべきことが多くて、「どこから手をつけたらいいか…」と、パニックになっている受験生もいるかもしれません。
そういう生徒は「社会」をやって下さい。
「社会」は最後の最後まで伸びます。
とにかく1つでも多く覚える。
「新研究」「整理と対策」「マイペース」といった問題集が、学校から配られていると思います。
こちらを解いて下さい。
全部やろうとせず、最後の方のページにある「一問一答」形式の問題を繰り返し解いて、1つでも多く知識を増やしましょう。
上位校の受験生は、「1つ1つ」弱点をつぶす
上位校の受験を予定している生徒は、自分の苦手なところを、最後に確認しておきましょう。
多くの生徒が苦手にするのは
・数学の「関数」「図形」
・理科の「電気」「天体」「イオン」
・英語の「関係代名詞」「分詞」
などです。
過去問演習が中心となると思いますが、わかっていないところは「基本(教科書)」に戻って、きちんと理解するようにしましょう。
「時間がないから」といって、あせって過去物を解きっ放しにしても、本番では解けません。
「わからない」からこそ「基本」です。
最後まであせらずに、1つ1つできることを増やしていって、本番に臨むようにしましょう。
みんなが「不安」
最近、生徒の感想として、
「勉強すると、不安になる」
というものがありました。
「やればやるほど、わからないことが増える」
ということなのだと思います。
ですが、これは「努力している人」にしかわからない感覚です。
「それだけ自分は努力をしてきたんだ」
と、自分の今までの頑張りを自信に変えて、残りあと少し、最後まで勉強するようにして欲しいと思います。
勉強を頑張ってきた人も、サボっちゃった人も、受験生はこの時期、みんな不安です。
そうした不安を乗り越えていく所に、「入試」の本当の意味があると思っています。
のこり4週間。不安と向き合って、最後までやり切って下さい。
その先に、大きく成長した「自分」が待っています。
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