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「目的意識を持つ」ということ

2023/4/26

素質があっても…

生徒を指導していると

「もったいないな…」

と思うことが、よくあります。

「いいセンスしているな」と感じたり、「この子は素質があるな」と思うことが、指導をしているとあります。

ですが、そうした生徒の多くが「センス」「素質」に頼りがちで、イマイチ自分の能力を発揮できていない、ということを、同時に感じます。

なので、

「いいものを持っているのに、もったいないな…」

と思ってしまいます。

センスよりも大事なこと

逆に、センスや素質をそれほど感じなくても、努力して実力を高めていく生徒もいます。

そうした生徒に共通するのが「高い目的意識」です。

高校入試の場合であれば

「〇〇高校に行きたい!」

というものが、一番強力な目的意識になります。

このあたりの高校でいえば

・松本深志
・松本県ヶ丘
・松本蟻ヶ崎

といった高校に合格できる生徒は、やはり「目的意識」が高い生徒が多かったです。

深志に受かったある生徒は、受験生時の後半、なかなか思うような結果が出ずに、かなり苦しみました。

それでも

「自分は深志に入るんだ」

という信念を最後まで貫き、合格していきました。

こちらが

「ミラクルロードを1周してきて」

といって渡すと、

「2回繰り返してみたんですけど」

といって、こちらの要望以上の努力をしていました。

こうした努力ができる生徒が、意中の高校に合格することができるのだと思います。

生徒たちには「結果」ではなく、このような「過程」を参考にしてもらいたいものです。

何のために「それ」をやるのか?

また、生徒を指導していると「受け身」の生徒が多いことが気になります。

言われたことは、素直にやる。

だけど、それだけ。

言葉には出しませんが、

「言われたことはやっているんだから、文句ないでしょ?」

という風に感じられてしまいます。

こうした姿勢のまま大人になったら、きっと仕事もそういう姿勢で臨むんだろうな。

そんなことを思ってしまいます。

そうではなくて、

「自分はなぜこの勉強をしているのか」
「この練習をするのは、どのような結果を得たいからか」
「きちんと覚えるには、自分にどのように負荷をかけていけばいいか」

ということを考えながら、勉強に取り組む。

こうした「目的意識」を持って取り組むことができるかどうか。

そこに、同じ勉強をしていても、まったく違う差が生まれてくるのだと思います。

イチローを育てた愛工大名電高校野球部の中村豪監督の話の中で、

「やらされている100発より、やる気の1発」

というのがありました。

「目的意識」を持って取り組むことの重要性を端的に表した言葉だと思います。

「自分はなぜ学ぶのか?」
「将来、自分はどうなりたいのか?」

そうした、「高い目的意識」を持った生徒にもっと出会ってみたい。

そう思います。

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