中1の生徒に向けて_やってはいけない勉強法
2021/5/7
昨日、
「中1の生徒に向けて_テスト勉強のやり方」
という記事を投稿しました。
今日はその続きで、
「やってはいけない勉強法」について、
中1のみなさんにお話ししたいと思います。
何事も「最初が肝心」です。
変なクセをつけてしまわないように、
参考にしていただきたいと思います。
やってはいけない勉強法① 「ながら勉強」
保護者の方と面談していてたまに聞くのが
「音楽を聞きながら勉強している」
というものです。
これは絶対に止めて下さい。
音楽を聞きながら勉強しても
集中できません。
人間の脳は基本的に「マルチタスク」が
苦手だそうです。
同時に色々なことをやろうとすると
集中力が分散してしまい、
結局どれも中途半端になってしまいます。
音楽を流しながらの勉強は
「音楽を聞く」方に意識がいってしまうため
結局勉強が身につかないまま終わります。
勉強する時は音楽を止めて、
休憩時間に音楽を聞くようにして下さい。
ちなみに、「スマホ」を近くに置くのも
止めた方がいいです。
スマホが近くにあるだけで、
特に使用したり着信がない状態であっても、
そちらに意識がいってしまうため、
勉強効率が下がってしまうそうです。
やってはいけない勉強法② 「教科書まる写し勉強」
昨日も触れましたが、
ワークを解く時に「教科書を見ながら」
やってはいけません。
これをやっても全然覚えられません。
生徒には
「自転車の補助輪をつけたまま、
ずっと自転車の練習をしているのと同じ」
と例えています。
補助がある状態でいくら練習しても
上達はしません。
最初のうちは間違えだらけで大丈夫です。
繰り返していくうちに身についていきます。
「できる子」と「できない子」の差は
この部分にあります。
初めて習った内容は
「できる子」も「できない子」も
同じくらい答えられません。
ただ「できる子」は
「繰り返し練習すればできるようになる」
ことを知っているので、
最初できなくても気にせずに繰り返して
練習します。
一方「できない子」は
一度やってできないと「もうダメだ」
となってしまって、そこで止まります。
結局、「学力の差」というのは、
「どれだけ繰り返し練習できたか」
という部分に落ち着くと思います。
生徒の皆さんは、間違えを恐れずに、
まずは何も見ないで
ワークを進めてほしいと思います。
やってはいけない勉強法③ 「ノートまとめ」
特に女の子に多いのですが、
ノートをきれいに、カラフルにまとめる
勉強法は止めた方がいいです。
「ノートにまとめる」ことの目的は、
「自分のわからない点をまとめておくことで、
暗記できるようにする」
点だと思います。
仮にたとえどんなに汚くノートに
書いてあっても、
それが自分が読んで理解できれば
それは目的にかなっていると思います。
きれいにノートをまとめると
何となく「勉強をやった感」が
出ます。
時間もそれなりにかかりますので、
充実した気持ちになるかもしれません。
ですが、いざテストという形になると
全然覚えられておらず、
「あの苦労は一体何だったのか…」
という風になってしまいます。
前にいた生徒で、
「ノートまとめ」に非常に熱心な
生徒がいました。
カラフルな色づかい、
キャラクターを用いた吹き出し、
重箱の隅をつついたような詳細な説明。
長い時間でも勉強を頑張っている
生徒だったので、
「ノートまとめはほどほどにして、
問題を解く方に時間をかけた方がいいよ」
と何度もアドバイスをしました。
ですが、結局「ノートまとめ」が
止められず、思うような結果が出せずに
終わってしまいました。
その生徒は中2の途中から塾に来ました。
「1年の時に『正しい勉強法』を
身につけさせておけば…」
という後悔が残りました。
1年生の皆さんには
同じような状況にならないように
していただきたいな、と思います。
まとめると、
「ながら勉強」
「教科書まる写し勉強」
「ノートまとめ」
は、多くのお子様が陥りがちな
「やってはいけない勉強法」といえます。
中1の皆さんには、
こうした勉強法を取らないようにして、
効率よく勉強を進めてほしいと思います。
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