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成長を感じる、が…

2017/8/10

夏期講習期間中、
中3受験生とは、ほぼ毎日顔を合わせています。
毎日生徒の勉強している様子を見たり、
生徒の解いたミラクルロードの中身を
チェックしていると、
「ああ、みんな成長しているな」
と実感します。
ですが、その成長が「総合テストの点数」という
結果として現れるか、というと、
そこは残念ながら疑問符が付きます。
1人1人成長しているとは思いますが、
その度合いは生徒によって異なります。
「大きく成長している」と感じる子もいれば、
「少しだけど、成長している」と感じる子もいます。
「少しだけ」の成長では、
急激に上がる総合テストの難易度に
ついていけません。
そうなると、
「あれだけ頑張ったのに、結果が出ない」
ということも実際起こると思います。
成長の度合いが小さい子の多くは、
「学習習慣」が身についていないことが原因です。
それは小学生の頃からの積み重ねの部分が
大きいと感じます。
うまく言葉で表現できないのですが、
例えるならば、
学習習慣が身についていない子は、
「穴だらけのバケツ」で
水をすくっているような感覚にとらわれます。
穴が空いているので、
たくさんの水をすくいたくてもすくえない。
穴をふさぎたくても、
穴の数が多すぎて、ふさぎきれない。
そんな感覚になります。
最近、とある動画サイトで
「塾はいつ頃から通わせればいいか?」
という質問に答えている動画がありました。
興味があったので見てみると、
「保護者の立場からすると、
 『塾は勉強につまづいてから』
 通わせたい、と考えると思いますが
 『つまづく前に』通わせたほうがいい」
という話でした。
私も同意見です。
「つまづいてから」塾に来た場合、
どうしても対応が後手後手になります。
小学生のお子様を何人かお預かりしていますが、
低学年のお子様であればある程、
学習習慣を身につけさせやすい、
と感じています。
小2から通っている生徒がいますが、
「正しい学習習慣」が身についているので、
あまり教えなくても、答え合わせをする段階で
自分で理解できるようになってきています。
あとは「読書」する習慣を身につけ、
読解力を上げられれば、
教科書や参考書の内容を理解できるので、
自分でドンドン勉強を進めることができる
ようになると感じています。
中学生の生徒を指導すればする程、
小学生の重要性を痛感します。

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