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負荷をかける

2019/5/24

一口に「勉強している」と言っても、
その「質」は様々です。
生徒がテスト勉強をしている様子を見て、
一番顕著に差が見えるのが「漢字練習」です。
だいたいどこの学校でも
宿題で漢字が出されていると思うのですが
同じ「1ページ」練習するのでも、
その中身は全然違います。
まず「ただノートを埋めるだけ」の子。
「とりあえず宿題だから」ととにかく
ノートを埋め尽くしたら終わり。
そこには「覚えよう」という意志がないので、
当然覚えられません。
これは「勉強」ではなく「作業」です。
残念ながら、多くの子はこうした
漢字練習を行っています。
ある程度意識が高い子になると
「ひらがなを見ながら漢字を書く」ようになります。
このレベルになると、覚えることを
意識して練習しているので、
「勉強している」と言ってもいいかもしれません。
ただ、よく見てみると、
すでに書けるようになった漢字を
何度も何度も練習していることがあります。
これだと「負荷」のかけ方が甘いので、
効果的な勉強にはなっていません。
では、効果的に漢字練習をしている子は
どのように練習しているかというと、
このような感じです↓

画像

これは「中1」の子の漢字練習帳です。
中1の最初のテストの漢字はだいたい
簡単なことが多く「小学校低学年」程度の
漢字が主に出題されます。
なので、正直、そこまで練習しなくても
ある程度の点数は取れてしまいます。
多くの子が、低学年の漢字をさらっと
練習して終わらせてしまいます。
ですが、しっかりと努力ができる子は
それだけで終わらせずに、
「中1」の教科書で出てきた、
自分がまだ知らない漢字を
中心に練習しています。
これが理想的な漢字練習だと思います。
ちなみに、この子には漢字練習については
ほとんど何も言っていません。
自分で考えて行動しています。
こうした生徒はやはり強いです。
生徒たちには
「頭がいい」と他人を羨むようなことを言う前に、
その人が自分と比べてどれだけ「努力」をしているか、
というところに目がいくように
なってほしいと思っています。

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