知識を教えるよりも
2019/9/4
生徒たちを指導していると
いつも思います。
「知識を教えるということよりも、
もっと大事なことを教えなければ
ならないのではないか…」
勉強ができる子というのは
だいたい「いい子」が多いです。
・素直に人の話が聞ける
・努力が継続できる
・間違えてもへこたれない
・わからない問題にも
粘り強く対応できる
などなど。
こうした面は、
勉強で知識を得ることで成長したというよりも
それ以外の部分(多分に家庭の影響が大きい)
で身につけてきているように思います。
こうした「勉強」以外の面を
鍛えるにはどのようにすればいいか…。
そんなことを悶々と考えていると、
一つのヒントになる本に出会いました。
こちらの塾では「利他」という
考え方を重要視しています。
自分のためではなく「人のために」学ぶ。
そうした意識を持った子供達が
見違えるほどの成長を遂げたという
事案が載っていました。
人は「誰かのために」と思うと、
自分の力以上のものが出せるのでは
ないかと思います。
「世のため人のため」
当たり前といえば当たり前のこと
なのかもしれません。
ですが、一方でこの当たり前のことを
しっかりと教えてこなかったのでは
ないか。そんな気もしています。
「利他の精神」
こうした意識、考え方を生徒たちに
身につけさせたい。
そのように思っています。