百人一首
2020/1/14
小学生のある生徒。
勉強が苦手な子です。
今の学年よりも下の学年の漢字も
おぼつかない感じの子です。
「このままだとマズイ…」という危機感を
保護者と共に持っていました。
冬休み明け最初の授業も
ちょっとバタバタしていて
「休み中に勉強していなかったな…」
という感じ。
さてどうしたものか、と思っていました。
そこで、あれこれやらせようとしても
難しいと思ったので、保護者の方には
「毎日、音読」を徹底させるようにお願いしました。
そして１週間後。
授業の最初に音読をさせてみました。
いいところで区切れなかったため、
いつもよりも長い文章を覚えてもらう
ことになりました。
「２週間かけて覚えてもらおうかな」
と思ってやってみたら、
なんと５分でスラスラと覚えられました。
「あれ、なんかいつもと違うな…」
と思いつつ、漢字をノートに書いたり、
漢字の問題集を進めてもらいました。
いつもだとそれで時間が
終わってしまうのですが、
この日はあっという間に
終わらせてしまいました。
漢字の問題集はまだまだ間違えが
多かったですが、それでも
テキパキと勉強ができるように
なっていてビックリしました。
私「家で、毎日音読練習してる？」
生徒「はい、やっています。」
そうか、毎日音読練習しているか。
しかし、こんなに効果があるものかね、
と思って、その生徒のお姉ちゃんに
様子を聞いてみました。すると、
「小学校で百人一首を覚えなくちゃいけなくて、
それを音読しながら毎日練習している」
とのことでした。
まだまだ継続して練習が必要ですが、
「音読」の有効性、また百人一首のすごさを
実感した一日でした。
