覚えておきたい小数と分数の値
2020/9/29
算数や数学の苦手な生徒に共通するのは、
「計算が遅い」ということです。
特に「分数」「小数」がからんでくると
解答スピードは下がり、正確性も下がります。
そして、全体的に
「計算トレーニングの量が少ない」
と感じられる生徒がほとんどです。
というのも、
ある程度訓練されている生徒なら
瞬時に解ける計算に
時間がかかっているからです。
例えば、
「1.25+3/4」
という計算があります。
小数と分数が混ざった計算です。
この場合は小数を分数に直してから
解くのが一般的です。
で、1.25を分数に直すとどうなるか。
普通の生徒だと「125/100」と答えます。
そしてそこから約分していく形になります。
ですが、それだとちょっと遅いです。
「1.25」という数字を見た時点で
「5/4」という答えを導き出したいところです。
ある程度計算慣れしている生徒であれば、
よく出てくる「小数」と「分数」の
関係性を覚えてしまっています。
0.25=1/4
0.75=3/4
0.125=1/8
0.375=3/8
0.625=5/8
0.875=7/8
このあたりの数値はよく出てくるので、
覚えてしまった方がラクだと思います。
計算練習もある程度繰り返し練習していると
同じような数値計算については
暗記でパッと出てしまいます。
そのくらい練習している生徒は
ほとんど見かけないな、というのが
正直なところです。
計算練習1つとっても、
与えられた問題を
「何となく」解くのか
「工夫しながら」解くのか
で大きな差が生まれます。
こうした「日々の繰り返し」から
何かを学び取れるような生徒は
自分から気づいて成長していけると思います。