もう少し早く…
2024/5/27
面談して思うこと
当塾では、問い合わせいただいたお客様に対して、最初に面談を行います。
その時に、よく思うのが、
「もう少し早く来ていたらな…」
ということです。
面談の際には、お子様のテストや成績がわかるものを持ってきていただきます。
それを見ると、だいたいどのくらいの実力があるかがわかります。
そして、お客様の話を聞くと、「目標」と「現実」とのギャップが大きい場合が多いです。
成果を出すには
成果を出すには「時間」がかかります。
塾に通うようになったら、すぐに結果が出る、ということは、あまりありません。
平均的には「3ヶ月」くらい、遅ければ「半年くらいかかる」、というのが体感です。
なので、そのくらい時間がかかることを意識して準備をしていただきたいのですが、実際はそうではありません。
「受験生になってから」
「部活が終わってから」
塾を検討されるご家庭が多いと思います。
ですが、その時点では、すでに「手遅れ」というケースの方が多いです。
たまに
「中3の夏、部活が終わってから勉強を始めて、志望校に合格した」
という生徒もいます。
ですが、この場合、客観的な視点で見れば、
「塾に通ったから実力がついた」
というよりも、
「もともと志望校に合格するだけの実力があった」
というケースの方が多いように思います。
「塾に通うようになって実力がついた」
というには、ある程度の「時間」が必要だというのが現実だと考えています。
「情報不足」
また、
「受験や勉強に対する情報を知らない」
と感じられるお客様もいます。
例えば、かつて「英語が苦手」という生徒がいました。
確かに、他の教科は平均点以上を取れているのに、英語だけが足を引っ張っている。
それで生徒の成績をたどってみると、中1の最初の方ですでにつまづいている。
他の教科の結果を見ても、そこまで「勉強が苦手」というタイプではありませんでした。
こちらの目から見たら、
「なんでもっと早い時期に、こういった対策をしておかなかったんだろう…」
と思いました。
この生徒は「中3から」塾を探し始めたのですが、中1の最初の段階から「英語」に力を入れてやっておけば、もっと違った結果になっていたと思います。
満足して進学していきましたが、私の感覚としては、
「情報が不足していた」
ために、お子様の可能性を縮めてしまったような、そんな感じがしました。
もう少し早く準備を
こうしたケースを経験するたびに、お子様の可能性を縮めないためにも、
「もう少し早くから、準備をしてほしいな」
という気持ちになります。
情報を「知っているか」「知らないか」だけで、子供の進路が変わっていってしまう。
それは少し寂しいことのように思います。
塾を検討されるご家庭は、どうしても
「大きくつまづいている」
「『受験』といった、必要に駆られて」
というケースが多いです。
ですが、「転ばぬ先の杖」ではないですが、もう少し早い時期から意識していただけるとありがたいな、と思います。
まずは「情報」を集めることです。
「知っているか、知らないか」
この差は大きいと感じています。
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