夏期講習の上手な受け方
2024/7/5
もうすぐ夏休み
安曇野市の小中学校では、7月の終わりから約1ヶ月、夏休みに入ります。
こころなしか、生徒たちも徐々にソワソワしてきたように思います。
ですが、残念ながら受験生は遊べません。
みっちりと「勉強する夏休み」にしてほしいと思います。
塾では夏休みにあわせて「夏期講習」を行うところがほとんどだと思います。
当塾でも、受験生を中心に、生徒たちには夏期講習を実施します。
「夏を制するものは受験を制する」
との言葉もある通り、この夏休みで大きく差がつきます。
「夏期講習」を有意義なものにするために、心がけていただきたい点を述べようと思います。
「受け身」はダメ!
まず最初に
「こうした夏期講習の受け方では、効果が薄い」
というやり方をお伝えします。
それは
「ただ授業の話を聞いているだけ」
というものです。
「集団授業」の塾の夏期講習に多いパターンです。
「夏期講習」では、先生方がわかりやすく説明をしてくれると思います。
ですが、そこに「落とし穴」があります。
わかりやすい説明を聞いて
「わかったつもり」
になっている生徒が多い。これでは成績は上がりません。
わかりやすい説明を聞いただけでは、実力はつきません。
「自分ひとりの力で、問題が解ける」
状態にまで、持っていかなければなりません。
なので、「ただ話を聞くだけ」という受け身の姿勢で参加するような夏期講習にしないようにしましょう。
「演習」に力をいれる
「有意義な夏期講習」にするためのポイントは3つです。
①「演習」に力を入れる
②「復習」に力を入れる
③大量に勉強する
①「演習」に力を入れる
夏期講習(夏休み)中は
「問題演習」
に力を入れてやるようにしましょう。
先ほどの例で言えば、「ただ授業を聞く」だけでは不十分です。
授業を聞いた後に、必ず自分一人で授業で解説のあった問題を解いてみる。
とにかく
「自分で問題を解く」
という演習時間をたくさん取ることが重要です。
学校から
「整理と対策」
「新研究」
「マイペース」
といった問題集が配られていると思います。
これらを徹底して解きまくる。
そのように「演習に力を入れる」ことを意識してほしいと思います。
②「復習」に力を入れる
「受験生だから」といって、はりきって過去問に手を出す人もいますが、今の段階で過去問を解いてもあまり意味がありません。
ほとんどの受験生は、今の時期、まだまだ「実力が足りない」状態です。
特に「基礎力」があやふやな状態にある生徒がほとんどになります。
なので、夏休みの間は、徹底して「復習」することに力を入れてほしいと思います。
オススメなのは
「1・2年のワークをもう一度解いてみる」
です。
改めてワークを解いてみると、自分が思っている以上に、前にやった内容を忘れていることに気づくと思います。
そうした部分を少しでも減らしておく。
「基礎固め」を意識して、夏期講習は取り組んでほしいと思います。
③大量に勉強する
あとは、
「たくさん勉強する」
ことです。
ここが中途半端な受験生が多い。
「あんなにやったのに、総合テストで点数が下がった…」
の「あんなに」の量が少なすぎます。
目安は「1日5時間」です。1教科1時間。このくらいは「最低」やりたいところです。
特に、現時点で目標とする高校に足りていない生徒は、これくらいできなければ無理です。
できないのであれば、潔く志望校を変更しましょう。
とにかくあれこれ言わずに「勉強する」ことです。
ちなみに、当塾で昨年もっとも夏期講習中に勉強した生徒の勉強時間は
「162時間」(7/17~8/26まで。うち1週間休みあり)
でした。
この生徒は、1回目の総合テストで、点数を下げるどころか、上げてきました。
このくらいやってから、
「あんなにやったのに、総合テストで点数が下がった…」
と言うようにしましょう。
体調に気をつけて、有意義な講習に!
あとは「体調管理」に十分気をつけましょう。
暑さが厳しい時期になりますので、暴飲暴食は避け、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
「夏のがんばり」というものは、2学期以降必ず「結果」となって表れます。
がんばった生徒はがんばったなりに。
サボった生徒はサボったなりに。
どちらになるかは、自分次第です。
夏期講習をうまく利用して、有意義な夏休みにしてほしいと思います。
※猿田塾へのお問い合わせは、こちらから