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猿田塾

国語の「記述対策」は難しい

2024/8/30

対策が難しい「国語の記述」

総合テストが返ってきていますが、受験生の多くが

「記述問題」

で苦戦しています。

特に「国語の記述」に関しては、どのように書いていいかがわからず、「白紙」の状態になっている解答用紙が多く見受けられました。

先日行われた「なが模試」においても、記述部分を白紙で提出している生徒が目立ちました。

「記述問題」への対策が必要なことがわかります。

ですが、その一方で、国語の「記述対策」というものは、非常に難しいです。

「暗記」が通用しない

理科や社会の記述問題は、記述といっても「暗記」が主です。

「こういうテーマに対しては、このように答える」

というものを、どれだけたくさん覚えておくかで、書けるか書けないかが決まります。

一方、国語の記述問題というのは、そのような「定型的な答え」といったものがありません。

出題される問題によって、答えるべき内容は変わります。

大げさに言えば、国語の記述問題の解答は、問題に応じて

「無限」に存在する

ということがいえます。

なので、理科や社会の記述のように

「覚えればなんとかなる」

という対応が取れないのが、国語の記述問題の対策を、さらに難しいものにしています。

私の記述対策法

私が学生の時も、国語の記述問題に対して、どのように対応すればいいか。非常に頭を悩ませました。

そもそも自分が書いた内容があっているかもわからない。

そこでやったのは、

「解答を、そのまま真似をして書いてみる」

ということでした。

まずはテストと同じように記述問題を解きます。

そのあと、解答と自分の書いてある内容を見比べます。

解答を見ながら

「この設問に対しては、このように答えればいいんだな」

ということを確認します。

解説がついていれば、解説も当然読み込みます。

ひと通り確認したら、模範解答をそのまま解答欄に書き写してみます。

そのような形で、とにかく「解答をまねる」ことを徹底して行いました。

最初のうちは、そもそも答えることすらできないので、「空欄のまま」です。

そこで解答や解説を見ながら、その空欄を赤ペンで埋めていく。

そうした練習を繰り返していました。

最初のうちはまったく書けませんでしたが、練習を続けていくと、

「こうした設問に対しては、このように書けばいいんだな」

という、記述の「コツ」のようなものがつかめてきます。

そうした感覚が得られるようになると、記述問題も段々と解けるようになっていきました。

受け身ではなく、能動的に

自分自身の、そのような経験があるので、生徒から

「国語の記述をどうすればいいですか」

という質問に対しては、

「とにかく模範解答を徹底して真似ろ」

とアドバイスしています。

ですが、こちらの意図するアドバイス通りに実践できる生徒は、ほとんどいないのが現状です。

・ただ解答を写しているだけ
・自分の書いた内容で、なんとなくOKにしている

というような感じで、

「どのように答えればいいか」

ということを真剣に分析する姿勢が感じられません。

記述問題を伸ばすには、特に

「うまくいかなくても、自分でなんとかする」

という前向きな、積極的な姿勢が求められます。

もっと

「自分の書いた内容でいいのだろうか」
「この内容であっているだろうか」
「どのように表現すればいいか」

という点を、問題や解答と格闘しながら、自分で学ぶ姿勢。

そうした積極的な姿勢を持たないと、国語の記述はなかなかものにできないと思います。

国語の記述を伸ばしたい人は、ぜひ試してみてほしいと思います。

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