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猿田塾

失敗から学ぶ

2024/9/18

悪いテスト結果

テストの結果がいい方が、生徒も保護者もハッピーです。

ですが、時には「悪い点数」を取って痛い目にあうことも、長い目で見れば必要な時もあります。

今回のテスト結果でも、そう思わせる出来事がありました。

この生徒、とにかく「字が汚い」。

何を書いているのか判別不能。

漢字もひらがなも、数字もアルファベットも読めない。

問題を解かせても、それが合っているのか間違っているかがわからない。

なので、アドバイスの仕様がありません。

これでは指導ができないので、毎回のように

「字を丁寧に書きなさい」
「せめて人が見て、判別できる字を書きなさい」

と訴え続けていました。

だけど、全く改善する気配がない。

「これは、一度痛い目を見ないと直らないな」

そう思っていました。

痛い目にあう

そんな中で迎えた今回のテスト。

この生徒は、「過去最低点」を取ってしまいました。

特に、社会のテスト。

自分としては正しい答えを書いたようだったのですが、「字が読めない」という理由で、

「12点減点を食らった」

とのことでした。

「これからは字を丁寧に書きます」

と、しおらしくいう生徒。

「だから今まで散々言ってきたんだろうが!」

と、心の中で思いましたが、自分から改善しようと思うことはいいことです。

ノートを見てみたら、さっそく今までに見たことのないような、丁寧な字を書いていました。

「いいキッカケ」となればいい

自分自身で「変えなければ」と思わなければ、悪い習慣を変えることは難しいです。

今回、テストで痛い目にあったおかげで、ようやく生徒は自分で改善する気持ちになりました。

「改善するキッカケ」

となるのであれば、悪い点数も悪いことではない。

そのように思いました。

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