なが模試感想~2024年第7回数学~
2025/1/17
1/12に行われた「第7回なが模試」の数学の問題を解きました。
その感想です。
総評
全体的に、昨年の入試問題と比べると
「解きやすいかな」
という印象でした。
というのも
「問題の文章量が少ないので、読むのがそれほど大変ではなかった」
からです。
入試本番は、もう少し文章量が多く、「読ませる」ような問題が出題されると予想します。
また
「原理原則から考えないと、答えられない」
という問題もありませんでした。
なので、今回の模試で間違えたところの直しをするのとあわせて、過去問も解いて、
「入試特有の傾向に慣れておく」
ようにしておくと、「万全かな」と思います。
以下、大問ごとの感想です。
問1は全問正解を目指す
問1は基本的な内容でした。特に難しい問題はないです。
深志を狙っている生徒は、全問正解しないといけません。
(1)(2)(3)(4)(9)(11)①は、絶対に間違えたらダメです。
(7)(8)も比較的簡単ですが、間違える生徒もいそうです。
(5)(6)(10)(11)②で差がつくかな、と思います。
問2は「規則性」で差がつく
問2は
(1)が確率
(2)が規則性
(3)が図形(三平方の定理)
という内容でした。
問2も、できれば全問正解したいところです。
ただ、「(2)規則性」の問題が、やや解きにくい問題でしたので、ここで差がつくように思います。
「(1)確率」は、樹形図を書いて数えれば解けるので、間違えてはいけません。
「(3)図形」は、
①は「角錐の求め方」を知っていれば、あとは計算だけなので、間違えてはいけません。
②③は「空間図形と三平方の定理」の内容をきちんと練習してあれば、基本的な問題です。
ただ、三平方の定理が練習できていなかった生徒は、間違えたかもしれません。
②③を間違えた生徒は、「三平方の定理」を要復習です。
問3は(3)がそれぞれ難しい
問3は関数の問題でした。
Ⅰが一次関数のグラフの問題
Ⅱが二次関数と図形の複合問題
でした。
Ⅰ(3)とⅡ(3)が難しいので、ここは解けなくても仕方ないかな、と思います。
ただ「Ⅱ(3)」の等積変形を使った問題は、他県の過去問ではよく目にする問題ですが、長野県ではここ数年は出題されていません。
なので、深志、県ヶ丘を狙っている生徒は、一応確認しておいた方がいいかな、と思います。
解きやすいのは、Ⅱ(1)(2)です。
Ⅰの問題については、「小学校の算数」がきちんと身についていないと、解けないと思います。
問4は難易度の差が大きい
問4は図形の問題でした。
Ⅰが相似
Ⅱが円周角と三平方の定理
を使う問題でした。
ここは設問によって、難易度の差が大きいと感じました。
解きたい問題はⅠ(1)、Ⅰ(2)、Ⅱ(1)。
差がつきそうなのはⅠ(3)。
難しいのはⅠ(4)とⅡ(2)です。
特にⅡ(2)は、本番で出ても解くのが厳しい難易度だと思うので、解説を見て納得できればそれでいいかな、と思います。
以上、復習の参考にしていただければと思います。
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