総合テストの数学で点が下がる理由
2025/9/9
「能力」ではない
総合テストになると、数学は
「点数が大幅に下がる」
生徒が大量に発生します。
「ほぼすべての生徒が点数を下げる」
と言っても過言ではありません。
その一方で
「総合テストになっても、点数をキープする」
生徒も、ごく少数ですが存在します。
その差はどこにあるのか。
生徒は「能力」「才能」と言います。
が、少なくとも公立高校入試の数学レベルの問題では、「才能」によって数学の差がつくことはないと考えています。
「引き出し」がどれだけあるか
では、どの部分で「差」がつくのか。
それは「引き出しの量」だと思います。
以前読んだ記事の中で、数学に関して、このような考察をされていた人がいました。
「公立高校入試の数学レベルで、『才能』によって差がつくことはない」
「東大に入学できるくらいの能力を持った人たちの中で、初めて『才能』によって差がつく、ということが生じる」
「なので、大学入試までであれば、『才能』によって数学の差がつく、ということはほとんどない」
では、どの部分で差がつくのか。
「どれだけ『解法』を知っているか。問題に対する『引き出しの量』がどれだけあるかで、数学の問題が解けるかどうかが決まる」
「なので、数学も結局は『暗記科目』であり、『いかに解法を知っているか』という部分で差がつく」
このように述べられていました。
私も、ほぼ同意見です。
3年で数学が伸びない生徒の特徴
1・2年の時は数学で80~90点を取っていた生徒が、3年の総合テストになると、50点以下に沈む。
こうしたことはよくあります。
こうした生徒に共通するのが
「1・2年時に基本の問題ばかり解く」
「『なぜそうなるのか?』という深い部分まで考えていない」
という点です。
1・2年の定期テストは「基本的」な内容が中心です。
なので基本問題の反復練習をすることで点数を取ることができます。
そこで満足をする生徒が圧倒的に多い。
ところが、3年の総合テストになると、基本的な内容を前提にした応用問題が増えます。
そうなった時に、基本問題ばかり解いてきた生徒は
「どのように解けばいいのか」
がわからない。
1・2年の時に、基本問題しか解いていないので、3年の総合テストになると、
「問題の解法が全く浮かばない」
そうした生徒が急増し、結果点数を大幅に下げることになります。
「一歩踏み込んだ」勉強をする
逆に、3年になっても点数が下がらない生徒はいますが、それは1・2年のうちから
「これよりも難しい問題が出てきた時はどうなるのだろう」
ということを考え、ワークに掲載されている応用問題(B・C問題)まできちんとやりこみ、「解法」を理解できている生徒です。
こうした生徒は、1・2年のうちから他の人よりも多く「解法」を身につけています。
そのため、総合テストになっても
「おそらくこの問題は、過去に解いた応用問題の、この解き方を使えばいいのだろう」
という風に、解く方針が立てられ、問題を解くことができる。
その結果、総合テストになっても点数が下がらない。
そういうことなのだろうと思います。
1・2年のうちは、はっきり言って「応用問題」のような難しい問題はほとんど出ません。
なので、そこまで準備しても、「1・2年の定期テスト対策」としては、無駄なことになるかもしれません。
ですが、「1・2年」では表れなかった差が、3年になるとはっきりと出てきます。
1・2年生で数学がある程度解ける人は、現状に満足することなく、応用問題にも積極的にチャレンジし、
「解法の引き出しを増やす」
ことに力を入れてほしいと思います。
そうした地道な努力が、3年になると大きな差となって表れます。
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