佐賀旅行2日目 唐津市・名護屋城へ
2026/5/7
2日目は唐津市へ
全国城巡りの2日目は、佐賀県唐津市にある「名護屋城」に行ってきました。


佐賀駅から唐津駅までは、電車でおよそ1時間。
そこから「名護屋城跡・名護屋城博物館」へと向かうのですが、ここで選択に迫られました。
唐津駅からバスは出ているものの、名護屋城博物館まで直接行ける便は、かなり少ない。
唐津駅の観光案内所で聞いたところ、
「呼子までバス→呼子で朝市などを見ながら時間をつぶす→博物館行きの別のバスに乗りかえる」
というルートか、
「唐津駅からタクシーで直接向かう(金額は6,000円くらい)」
というルートしかない、とのことでした。
当初のプランでは、なるべくお金を使わない
「呼子までバス→呼子から名護屋城跡まで歩く(4kmの道のり)」
という、力技を考えていました。
ですが、この日は雨模様。
雨の中、1時間近く歩くのは避けたい。
呼子といえば朝市で有名な場所ですが、正直なところ、今回はそこまで興味がありませんでした。
目的はあくまで城巡り。
ということで、今回は思い切って「タクシーで名護屋城博物館まで向かう」ことにしました。
結果的には、この判断が大正解でした。
タクシーの運転手さんがとても話好きな方で、唐津についていろいろと教えてくれました。
特に「面白いな」と思ったのは、
「唐津市は佐賀県にありながら、佐賀市方面よりも福岡方面との結びつきが強い」
という話です。
実際、電車の本数を見ても、佐賀方面は1時間に1本しかないのですが、福岡方面は1時間に3本と、福岡方面の方が多いようです。
地図上では同じ佐賀県でも、生活圏としては福岡に近い。
こういう感覚は、実際にその土地に行き、地元の人の話を聞かないとわからないものです。
名護屋城跡を見学
さらに運転手さんから、
「名護屋城跡を見るなら博物館は絶対に見た方がいい」
「城跡ではガイドさんをお願いした方がいい」
ことも教えてもらいました。
名護屋城跡は基本的には無料で見学できますが、協力金のような形で100円を納めます。
さらに400円を追加すると、ガイドさんに案内してもらえるとのこと。
せっかくなので、運転手さんのアドバイス通り、ガイドさんをお願いすることにしました。
これも大正解でした。
案内してくださったのは、地元のおばちゃんガイドさん。
とてもお城に詳しく、特に石垣が好きな方で、石垣についてかなり熱く説明してくれました。

城跡というのは、ただ歩くだけでも雰囲気は味わえます。
しかし、詳しい人に案内してもらうと、見えるものがまったく変わります。
「ここに昔は何があったのか」
「なぜこの石垣がすごいのか」
「この城が当時どれほど重要だったのか」
そうした説明を聞きながら歩くことで、名護屋城跡について、より深く知ることができました。
名護屋城というと、豊臣秀吉の朝鮮出兵、つまり文禄・慶長の役の拠点として知られています。
天守閣が残っているわけではありませんが、城跡は想像以上に広く、当時の規模の大きさを感じることができます。
「日本の城の中で、大阪城の次に敷地面積が広い」とのことでした。


本丸跡から海の方を見ると、天気がよければ対馬まで見えるそうです。
この日はあいにくの天気で対馬までは見えませんでしたが、壱岐と思われる島は見ることができました。
なぜ、この地が朝鮮半島に向かう拠点として選ばれたのか。
実際にその地に立ってみると、景色から色々なことが想像できます。


名護屋城博物館も充実
名護屋城に隣接している、「名護屋城博物館」も非常に充実していました。
特に印象に残ったのは、秀吉の「黄金の茶室」の再現展示です。


大阪から名護屋まで運ばれたとされる黄金の茶室が再現されており、秀吉らしさを感じる展示でした。
ただ、この博物館が良かったのは、単に秀吉や朝鮮出兵の話だけにとどまっていないところです。
この地域は、昔から朝鮮半島との交流が盛んだった場所だそうです。
博物館では、文禄・慶長の役だけでなく、もっと古い時代から続く交流の歴史についても学ぶことができました。







正直、「これが無料でいいのか」と思うくらい内容は充実していました。
唐津について、タクシーの運転手さんは「見るところがあまりない」と少し自虐的に話していました。
しかし、少なくとも名護屋城跡に関しては、城好きにとってはかなり見ごたえのある場所だと思います。
天守閣がある城ではありません。
けれども、広大な城跡、見事な石垣、海を望む景色、そして歴史を深く学べる博物館があります。
名護屋城跡は、ただの「城跡」ではありません。
豊臣秀吉の時代、日本と朝鮮半島との関係、そしてこの地域の地理的な意味まで感じられる場所でした。
期待以上に満足度の高い一日となりました。
おまけ

唐津市にある「早稲田佐賀中学校・高等学校」。
「『早稲田佐賀』ってどこにあるんだ?」
と常々思っていたのですが、まさか唐津の地でその疑問が解消されることになるとは、思ってもいませんでした。
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