スマホ制限は、まず「親」から
2026/9/1
親のスマホ使用時間
先日、あるYouTube動画を見ていて、興味深い話を知りました。
最近の研究では、
親のスマホ使用時間と、子どものスマホ使用時間は比例関係になっている
ことが指摘されているそうです。
つまり、
「子どもにスマホをやめさせたい」
と思うのであれば、子どもにだけ注意するのではなく、
「まず親自身がスマホを使う時間を減らすことが大切だ」
ということです。
非常に納得できる話だと思いました。
親の姿勢を、子どもは見ている
別の研究では、教育的な内容を幼児に伝える方法として、
「幼児だけでDVDを見る」
「親子で一緒にDVDを見る」
「親が内容を理解し、それを子どもに話して伝える」
という方法を比較したところ、
DVDを見た場合には、いずれも学習効果が見られなかったが、親が直接子どもに伝えた場合にのみ学習効果が見られた
という話も紹介されていました。
また、親のスマホ使用が長いこと自体が、親子の会話ややり取りを減らし、子どもの言語発達に影響する可能性を指摘する研究もあるそうです。
結局、子どもにとって一番身近な「お手本」は親なのだな、と思います。
親がスマホを見ながら、
「あなたはスマホをやめて、勉強しなさい」
と子どもに言っても、説得力はありません。
子どもは、大人が思っている以上に、大人が実際にやっていることを見ているのだと思います。
世界では規制が進んでいるが
10代のSNS利用については、世界中で問題視されるようになっているようです。
研究でも、「子どもに対するスマホの悪影響」を示すデータが出てきているようです。
それだけ、子どもとSNSの問題が世界的なテーマになっているということでしょう。
一方、日本ではこうした規制は進まないと予想しています。
そう考えると、少なくとも現状では、子どものスマホ利用について家庭が果たす役割は非常に大きいと思います。
ルールを作るなら、親も守る
スマホの使用制限をする場合、家族でルールを決めることが有効な方法のようです。
「ルールを作っても、守らないから意味がない」
という意見があるようですが、一方で統計的にはルールを決めてスマホを使っている家庭の方が、使用時間は短くなるのだそうです。
「ルール」自体に意味がないわけでなく、「守るか守らないか」の、運用する側の責任のような気がします。
子どもだけにルールを押しつけるのではなく、できる範囲で親も一緒に守る。
これが大切なのだと思います。
「まず隗より始めよ」ではありませんが、親自身が範を示すことが大事なのだと思います。
大人が「スマホ」について、学ぶべき
旅行中、ベビーカーに乗っている小さな子どもに、スマホを見せているご家族を見かけたことがあります。
子どもは画面に集中して、とても静かでした。
「これは、親としては助かるよな」
と思いました。
ぐずっている子どもや、退屈で騒ぐ子どもを一瞬で静かにできるのですから、これほど便利なものはありません。
一方で、その姿を見ながら、
「スマホに『飼い慣らされている』子どもは、将来どのようになってしまうのか…」
とも感じました。
スマホはとても便利です。
我々の生活になくてはならなくなってしまったスマホを、完全に排除することは、現実的ではありません。
その一方で、我々日本人、特に大人は「スマホの危険性」に対して、あまりにも無防備なのではないか。
そうした「危機感」を抱いています。
だからこそ、大人がスマホについて学び、
「子どもたちに、どのように使わせるのか」
を意識する必要があります。
社会的な規制が期待できない以上、家庭でできることから始める。
そして、子どものスマホ使用にダメ出しする前に、まず自分のスマホの使い方を振り返る。
これからは、
「いかにスマホに振り回されない環境を家庭でつくれるか」
によって、子どもたちの成長にも大きな差が生まれてくるのではないか。
そのような気がしています。
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