「情報」よりも「国語、算数」
2026/10/6
学習指導要領の改訂
数年後、学習指導要領の改訂が予定されています。
今後は「情報」に関する学習が、小中学生にも取り入れられていくようです。
AIやデジタル技術が当たり前になる時代です。
子どもたちに最低限のIT知識を身につけさせること自体は、とても大切だと思います。
ただ、その一方で私は、
小学生については、「情報」よりも、もっと「国語と算数」に力を入れた方がいいのではないか
と感じています。
実際に生徒たちを指導していると、
・漢字が書けない
・言葉の意味を知らない
・使っている言葉が稚拙
・基本的な計算(四則計算)があやしい
そうした子どもが、着実に増えているように感じます。
どの教科を学ぶにしても、土台になるのは
「読む・書く・計算する」
という力です。
そう考えると、小学生の段階では、必要だからといってあれこれと教えるよりも、
「読み、書き、そろばん」を徹底する
くらいでいいのではないかと思っています。
「小学校教育」の重要性
特にコロナ禍を経て、「小学校の役割の大きさ」を強く感じています。
コロナの時期に、小学校に通えず「自宅待機」となってしまった世代が、現在中学生となっています。
その年代の生徒たちを見ていると、「学力格差」がこれまで以上にはっきりとついてしまっていることを感じます。
色々と原因はあると思いますが、主な原因の1つとして
「小学校に定期的に通えなかったため、『学習する習慣』を身につけるタイミングを失ってしまった」
ということが挙げられると思っています。
また、それほど学力に関心を示さないご家庭の層も、一定の割合で存在しています。
そうした子どもたちにとって、小学校は最低限の学力を身につける「最後の頼み綱」でもあります。
だからこそ、小学校では「あれもこれも」と学ばせるより、
「最低限、これだけは身につけさせる」
というものを、もっと明確にして絞った方がいいのではないでしょうか。
私は、それが「国語と算数」だと思っています。
「何を学ばせるべきか」
もちろん、「情報」を学ぶことも必要です。
これからAIやインターネットを使わずに生きていくことは難しいでしょう。
また、SNSを取り巻く問題を見ていると、若いうちにきちんとした「ネットリテラシー」を身につけていく重要性も感じています。
ただ、それでも「国語と算数」は優先されるべきだと感じています。
小学生のうちから、あれもこれも「テスト」を課して学ばせる必要はないと思います。
理科や社会は、まず「面白い」と思わせる。
英語も、触れる程度でいい。
それよりも、
文章を読める。
自分の考えを書ける。
正確に計算できる。
こうした力を子どものうちに確実に身につけさせる方が、その後の伸びは大きいと思います。
新しい時代に対応する教育は必要です。
ただ、
「新しいものを増やすこと」だけが、教育改革ではない。
「子どものうちに、何を絶対に身につけさせるのか」
そこを考えることも大切です。
AI時代だからこそ、小学生にはまず「国語と算数」。
私は、そのくらいシンプルに考えた方がいいのではないかと思っています。
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