読み、書き、そろばん
2016/2/22
いま、小学生の体験授業を行っています。
国語の教科書を眺めているのですが、
自分が教わっていた頃の物語がまだ載っているのを見ると、
懐かしく思います。
と同時に、名作と呼ばれる作品は古くならず
いつの時代でも通用するのだなぁ、と思いました。
小学生の指導では、受講していただく科目にもよりますが、
国語であれば「音読」「漢字練習」、
算数であれば「計算練習」を重視したいと思っています。
昔でいう「読み、書き、そろばん(計算)」です。
前職では主に中学生を指導していたのですが、
「小学校時代、何を勉強してたの…」と思うくらい、
小学生の内容が身についていない子が結構いました。
多かったのが、「分数」「小数」の計算ができない子です。
これができないと、中学では数学はもちろんのこと理科で苦戦します。
例えば「密度」「湿度」の問題で、考え方や公式は理解できていても、
計算に苦手意識があるため、思考停止になってしまいます。
また、AO入試や推薦入試を受ける高校生の
小論文や志望理由書の添削をしていたのですが、
日本語の表現として「?」という文章を書く子が多かったです。
「好意的に解釈すれば、きっとこういうことが言いたいのだろうな」
と何とか理解はできるのですが、
「このまま大学生になって、ちゃんとレポート書けるのか…」
もっと先の話になると、
「会社でプレゼンをする時、これでは相手に通じないぞ…」
と心配になりました。
勉強を苦手にしている子は、国語にしろ算数にしろ、
「書かない」ことが多いです。
まずは「書く」習慣を身に付けられるようにしたいと思います。
先にあげた高校生も、徹底的に文章を書く練習を繰り返ししたところ、
願書を提出する段階では、かなりしっかりした文章が書けるように
なるまで成長しました。
繰り返し「書く」ことは大事。
高校生の成長ぶりを見て、改めてそう思いました。