音読
2016/2/23
昨日の続きです。
前回触れられなかった「読み」について書こうと思います。
私は小学2年生まで、千葉県の小学校に通っていました。
その時の担任の先生が「国語」の先生でした。
こちらの先生に教えていただき、身についた基礎学力が、
その後続いた高校入試、大学入試を乗り切るための基盤となった、
と今でも信じて疑いません。
先生は「漢字の書き取り」の指導に力を入れておられました。
ノートに練習していくと、きれいに書けていると花まるをくれました。
小さい頃はそれがうれしくて、一生懸命練習した覚えがあります。
と同時に、音読の指導にも力を入れておられました。
教科書の単元ごとに表を作り、音読をしたら、1つ○をぬる。
○が10個埋まったら、ご褒美にシールを貼ってもらえる。
その表の○を塗るのが楽しくて、
終わった後のシールを貼ってもらいたくて、
毎日音読の練習をしました。
ここで、ひと工夫されていたのが、
「1日に色を塗っていいのは、多くても2個まで」
というルールでした。
一気にやるのではなく、毎日少しずつ練習を
させたかったからだったと思います。
2年生の夏に安曇野市に引っ越してきたので、
1年ちょっとしか指導を受けられませんでした。
しかし、この時教えていただいた経験がなければ、
自分は全く違う進路を描いていたのではないか、
と思います。
30年近く経った今でも先生に感謝しております。
おこがましいかもしれませんが、自分もそう思っていただけるような
指導ができるよう心掛けたいと思います。