褒めて伸ばす?叱って伸ばす?③
2016/3/29
一方で「叱って伸ばす」という考え方にも
魅力を感じることがあります。
プロ野球の元監督野村克也さんが好きで、
お書きになった本を読むのですが、その中に
「三流は無視、二流は称賛、一流は非難」
という言葉があります。
箸にも棒にも掛からない三流は
叱っても無駄だから無視する。
二流は、褒められればそれなりの働きをしてくれるだろうから、
とりあえず褒めて気持ちよくさせておく。
そして一流に対しては、厳しく接することで
更に上を目指させる。
そこには、一流の人に対して
「多少の非難では潰されない」
という信頼感がある気がします。
また、厳しく接するということは、
よかれと思って言ったとしても、恨まれる恐れがあります。
そうしたリスクを踏まえた上で、
たとえ自分が嫌われても厳しく接する。
それが指導者の仕事だと考えていらっしゃる気がします。
基本的には「褒め重視」の自分ですが、
ある程度実力がついてきた子や、
「この子なら信頼できる」と思う子に対しては
厳しく接してみたい、と思っています。
ただ、子供から嫌われるのがイヤだから、
実際にそれができるかどうか。不安はありますが…。
厳しく接する方が難しいな、と感じるのは自分だけでしょうか。