暗記法
2016/3/31
漢字や英単語を暗記させる際に
「○回書きなさい」と指導することがある。
自分も、書いた方が覚えられると思うので、
「書いて覚えなさい」と指導している。
ただ、生徒の覚え方を見ていると
ただ「書くこと」が目的になってしまっていて、
「暗記する」というよりも「書く作業をしている」
だけの子が非常に多い。
覚え方には人それぞれあると思うので、
できれば練習を通して、自分なりの「暗記法」を
編み出してほしい。
ただ、覚えるにしても「コツ」というものはあると思う。
何となく繰り返し書いていても、
それが頭に入っていなければ、
ただ「書いた」だけであって、
「覚えた」にはならない。
生徒も頑張って練習しているのだが、
あまりにも「作業」としての練習をしている子が多い。
何かの本で読んだのだが、一生懸命書く練習をしても、
それで覚えられないと
「書いても無駄」と脳が判断してしまい、
書けば書くほど、却って暗記力が落ちてしまうのだそうだ。
効果的に「書く練習」ができるように、
やり方について、もう少し工夫して伝えようと思う。
ずっと意識して伝えようとしているのだが、
うまく伝わらなかったり、
自分のやり方(作業)に固執してしまう子がいたりして、
なかなか意図するような形にはならない。
生徒に「自立」を促す指導は難しい。