小さなことからコツコツと

昨日紹介した、塚越寛さんの本
「リストラなしの『年輪経営』」ですが、その中に、

「今できる小さなことから始める」

という章があります。

今、テスト前ということもあるのですが、
あまり真剣に勉強をしてこなかった生徒ほど、
直前になって「特効薬」を求めてバタバタしています。

また、「塾に通わせさえすれば、成績は上がる」と
安易に考えていらっしゃる保護者の方も正直います。

ですが、塾にお問い合わせいただいた方や、
通っている生徒には繰り返し話しているのですが、
成績を上げるための特効薬はありません。

テスト（本番）に向けて、日頃から地道な努力を
どれだけ積み重ねられるかどうか、
その努力なくして、実力を付けることはできません。

猿田塾では、

「安曇野市で勉強量No.1を目指す」

と公言しています。

それは

「ある程度の勉強量を積まなければ成績は上がらない」

と考えているからです。

「生徒の勉強量を増やす」
「正しい勉強方法を身に付けさせる」

ことに対しては指導することができますが、
ろくな努力もさせず、「解き方のコツ」を提供するだけで
成績を上げることはできません。

少なくとも私には無理です。

子供たちには、
小手先のテクニックにこだわらず「真の学力」を
身に付けてほしい。

勉強することを通じて「努力することの素晴らしさ」を
実感してほしい。
そう考えています。

そのためには、いきなり大きな成果を望むのではなく、
まずは目の前の課題を１つずつクリアしていくことが大事です。

「小さなことからコツコツと」

単純なことかもしれませんが、深いです。