テクニック、覚えただけ
2016/8/22
数学を教えていると、たまに
「その解き方だとわからない…」と
言われることに遭遇します。
自分では、教科書の例題で教えている解き方に沿って
教えているつもりなのですが…。
確認してみると、どうもそれとは違う解き方を
前の塾で教わっていたようです。
いわゆる「テクニック」という奴です。
そうしたテクニックを使えば簡単に解けるのかもしれません。
目の前の定期テストでは何とかなるかもしれません。
ですが、「なぜそうなるのか?」をきちんと考えず、
ただ小手先だけの「テクニック」に走った結果、
応用問題になって、全く解けなくなってしまっています。
基本的な考え方を学ぶことは面倒なことなのかもしれません。
時間がかかることかもしれません。
ですが、「基礎」をしっかりと身に付けておかなければ
後になって必ず苦労します。
学問に「近道」はありません。
「地道な練習の積み重ね」こそが「実力」となり、
真の「学力」となるのです。
小手先だけのテクニックを教えるだけの塾にはなるまい。
改めてそう思います。