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古典の素晴らしさ

2017/11/20

今年度、流行語大賞にノミネートされている
「うんこ漢字ドリル」
初めて本屋で発見したときの
インパクトの強さと、
内容の面白さと、
漢字ドリルとしても思ったよりも
しっかりしているとの思いと、
「勉強が苦手な子が、少しでもこれで
 漢字に興味を持ってくれれば…」
との思いから、
とりあえず購入して、生徒に試しに利用してみた。
食いつきは抜群によかった。
例文を見て面白がって
夢中になってドリルを解いていた。
「これはすごい教材かもしれない…」
そう思って利用しようと思ったが、
1ヶ月もしないうちに飽きてしまった。
瞬間的には子供の興味を惹きつけたが、
その興味は継続しなかった。
一方、毎回授業で音読に使用している
「陰山メソッド徹底反復「音読プリント」」

長いし古いし、
普段使わない言葉の言い回しが
載っていたり、
小学生にはまだ意味がわからない
言葉が載っていたりと、
子供には退屈かな、と思っていたのだが、
こちらの音読の方が今も継続できている。
実は、音読練習をする際に
「うんこ漢字ドリル」と「音読プリント」、
両方を読み比べさせて、
「どちらをやりたいか」
生徒自身に選択させた。
自分としては
「生徒が興味を持ってやれば
どちらでも構わない」
と思っていたのだが、
子供達はみな「音読プリント」を選択した。
「古典こそベストセラー」という言葉を
何かのドラマで聞いたことがある
(確か古畑任三郎)。
現代で興味を持つ人は少ないのかもしれないが、
昔の時代からトータルで考えてみると、
それだけ多くの人々を惹きつけてやまない
ものだけが「古典」として
残っている、という意味だと思う。
意味がわからない子供にとっても、
何となく興味を持たせることのできる古典。
その力のすごさを改めて感じる。

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