石を磨く
2018/9/24
致知9月号の特集記事より。
野球の前日本代表監督、
小久保裕紀さんの言葉が
掲載されていました。
初めてタイトルを取った翌年のこと。
天狗になり成績が振るわなかった折に、
オールスターで、
当時3年連続首位打者を爆進していた
イチローと話す機会があったそうです。
そこで小久保さんはイチローに
「モチベーションが下がったことはないの?」
と尋ねたそうです。
その時のイチローの言葉。
「小久保さんは数字を残すために
野球をやっているんですか。」
「僕は心の中に磨き上げたい石がある。
それを野球を通じて輝かしたい。」
小久保さんは
自分はなんと恥ずかしい質問を
したのかと、顔が赤くなったそうです。
と同時にイチローの言葉から
「人間力を磨く」というキーワードを
得たそうです。
人は「お金」や「数字」のためにのみ
生きることは出来ないと思います。
生きていく上で、何か人の心に
残るものを残したい。
それが1人1人が持つ「石」
なのではないか。
そう思います。
子供達にも「石」はあると思います。
そしてそれぞれ持っている「石」は
違うと思います。
そんな子供達が持つ1つ1つの石を
輝かせるようにしたい。
磨けるような場でありたい。
「勉強を通じて人間力を高める」
猿田塾の理念です。
ただ「点数」を追い求めるのではなく、
心の中の「石」を磨けるような
人間になってほしい。
そう思います。