教育とは
2018/9/21
「教育とは、子供のやる気に火をつけること」
ある本に載っていた一節である。
教育、というと
とかく「教える」ということが
フォーカスされがちだが、
実際には
「いかに子供のやる気を引き出すか」
が重要なのだと思う。
やる気に火がついた
子供の頑張りはすさまじい。
そこまでの状態になれば、
あとは自分で考えて行動していく。
こちらの仕事は、見守り、励まし、
変な方向に行きそうな時に
アドバイスをするだけである。
いかにして子供達のやる気を引き出すか。
本気にさせるか。
そこに「これ」という答えは
無いように思う。
ただ、我々大人が「熱中する」姿を
見せることで子供達に火がつく
のではないかな、と何となく思っている。
子供の成長を見るのは実に楽しい。
一方でものすごく嫉妬を覚えるときがある。
大人になると「現状維持」というか、
「今のままでいいや」
「もう成長なんてしないだろう」
という気持ちになりがちである。
ただ、子供達が日に日に成長している
姿を見ていると、
「自分は人として、このまま
何も成長しないままでいいのだろうか?」
という気持ちにさせられる。
もっと言うと、成長している子供達に
「負けたくない」という気持ちになる。
かたや青春真っ盛り、かたや中年爆進中。
人生のステージが違うのだから、
そもそも競争相手ではないはずである。
「大人げない」といえばそれまでだが、
負けず嫌いはどうにも止まらない。
だからひたすら走っている。
自分自身と向き合うために。
だからひたすら本を読む。
少しでも成長した自分になるために。
子供達に色々教える立場ではあるが、
実は子供達を鏡にして、
自分が教わっているような気がする。
まずは自分の心に火をつける。
そして、それが子供達に伝染する。
お互いに刺激し合い、成長し合う。
そんな塾でありたいと思う。