怒りたくても…
2019/10/23
今日の授業。
1年生の男の子。
いつものように席に座るが、
モジモジしていて
なかなか進めようとしない。
「あれ?普段は筆箱出して、
スラスラと書き始めるのに。
どうしたんだろう?」
と思いながら近づくと、
「先生、実はですね…」
と言い訳をしようとする気マンマン。
「なるほど。筆箱を忘れたか~」
と気づいたが、必死に言い訳しようと
する様子がおかしかったので、
そのまま話すのを聞いていたら、
「あの、ですね~、
普段塾に来る時のカバンとですね~、
学校のカバンを間違えてしまってですね~、
塾の教材を全部忘れてきてしまいました…。」
とのこと。
「おいおい、筆箱だけじゃなく、
教材一式全部忘れたのかよ…」
と心のなかで思いつつ、
「でも、学校のかばん持ってきたなら、
筆箱はあるでしょう」
と軽くツッコミを入れてみた。
すると、
「いや~、家で宿題をやっていたので
置いてきちゃいました。」
と、「忘れ物はしたが、宿題はやったぞ」
という軽いアピール。
言い訳しているようで言い訳になっていなかったり、
あまりに必死に言い訳していたのがおかしくて、
怒る気も失せてしまった。
周りの子もクスクス笑っていたし。
まあ悪気はなかったようなので、
よしとしよう。
1年生くらいの男の子は
まだまだかわいいもんです。